複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.408 )
日時: 2016/04/06 17:56
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

土田は挑発する。

「指示するなら、やってみてくださいよー。女に情を流しちゃった奴に……出来るんですか?人殺し」

「じゃあ、どうすればいいんだよ。

さっぱり僕には分からない。

つまり、僕は君を……。

しなせたくないんだよ。

路面の上で、お前は踊っとけ」


「じさつしろ?……喜んで」


土田は大量の爆弾を、黒暗淵の周りに置く。


「共に自殺しましょうよ」



二人は爆発に巻き込まれる。










「さて……ナナシちゃん。君も死んでくれ。……そして、新しい君を生み出してあげるよ。それまでの、辛抱だ」







時が止まる。






「創造主……今こそ、君が死ぬ時だと思う。私は、君を創造して良かった。……私の選択に神の御加護が有らん事を」


教祖は、妖刀で創造主の身体を刺身の様に刻む。

頭は、残し全て肉の塊と化した。


「股間は、刻まないでおくか……」



教祖は、時を進める。




「……夜明けだな。さて、私が行動しなかった未来を見てみるか」





教祖は過去に戻る。











「さて……ナナシちゃん。君も死んでくれ。……そして、新しい君を生み出してあげるよ。それまでの、辛抱だ」






創造主は、銃でナナシを殺す。


「……今度の生物兵器は、体の中にチョーカーみたいな奴をいれようか」



斑が、創造主の方に行く。


「……終わったんですね」

「さて、鈴森ちゃんの体内に入っているゾンビウイルスを撒き散らそう。教祖が帰って来る前にね」

斑は、運んだ鈴森の身体を解体する。




「……何も起こりませんね」

「ゾンビウイルスは、無味無臭。吸ったとしても、気付く事は無いよ。僕達は、博士とエリアスに連絡を取って、安全な所へ行こう」

「倒れている土田も連れて行きます」

「ああ、宜しく頼むよ」








鈴森の身体から放出したゾンビウイルスは、瞬く間に、増殖し、生物の体内に入り込んだ。


効果は、24時間以内。


それまでに、ワクチンを打たないと一度人間として死に、ゾンビとして蘇る。






「遂に、私がこの世界を征服する時が来たんだ!」

創造主はワクチンを打ちながら笑う。






そして、人類は一週間も経たない内にゾンビになった。





アンドロイド、未確認生命体以外は。






しかし、未確認生命体は、ゾンビになった人間との戦争の最中。

アンドロイドは、ゾンビウイルスの発生源を突き止めていた。


「……どうやら、この未来は、別のタイムラインに来ているようだな」

「タイムラインってスマホの?」

「簡単に言えば、ゲームで言うマルチエンディングの内の……一つに来たと言う事だ。これが、正史の可能性があるが……」


「そんなゲームの話をしてる場合かよ!?俺はもう、人間と勘違いされたアンドロイドがゾンビに食われる所なんて見てられないんだよ!」


おかげで、ゾンビの腹は、機械まみれ。




教祖は、ゾンビを見つめる。


「選択一つで、他人の人生は大きく変わる。それだけ、脆いモノよ。人生は」











教祖は、時を戻す。



第四十章 名も無き伝説

場面変更

次へ続く