複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.41 )
- 日時: 2016/12/21 20:11
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
「あの〜集合写真を撮りたいんですけど〜良いっすか?」
ピアスだらけの男性が突然話す。集合写真は、このイベントの毎回の恒例行事のようだ。
校長が話す。
「土田!お前はちゃんと我々を撮ってくれ。くれぐれも、自分が写真に写る様な真似はするなよ」
土田と呼ばれた男は話す。
「へいへい、分かりましたよ〜。それじゃ、集合写真の撮影行きますよ〜」
ピアスだらけの男性が、カメラのシャッターを切る。
星空は話す。
「見境さん。今日は楽しかったです」
あたしはさりげなく手を振りその場を去った。
「これが、あたしと三月さんが初めて会った日の出来事。これで、満足した?一之瀬さん?」
一之瀬は話す。
「まず、思ったんだけど、見境さんって超能力無いの?それに、星空さんまで……」
あたしは、話す。
「そうよ。あたしには超能力は無いの。だけど、超能力が無いからって超能力を羨ましいなんて思わない。超能力は、人間の進化で最も不要。なんで、人間は超能力なんて手に入れたのかしら……?」
少し、時は遡る。
「ノーエスパーの集合写真、良い感じですよ〜。大神さーん!」
大神は話す。
「土田。他の地域の様子は?」
土田は喋る。
「問題無いっすよ。全員、超能力者じゃないっす。後は、不参加者についてはどうします?ノーエスパーに超能力者なんて一人でも居たら、超能力者側が騒動を起こすかもしれませんからね。ええ、あれ程、超能力者に愚痴をこぼしているんですから。まあ、まず超能力者には、ノーエスパーのサイトは見つけられないんですけどね」
大神は話す。
「見つけられないのも、私の実験台である超能力者のおかげだ。しかし、私は超能力の力を信用してはいない。だから、半年に一回、このイベントを開催して、入会者が本当に超能力を持っていないのかが分かる。未参加者は、チャットの発言内容により、脳髄がサイボーグの土田が判断するから問題ない。
矢城と言う超能力者のお陰でノーエスパーの存在を消す事が出来るから、警察の方は暗殺部隊にだけ心配していろ」
時を戻し見境と一之瀬は。
あたしは話す。
「それじゃ怪我、早く治してね?まあ、軽い捻挫だけど」
あたしには、夜空で一緒に話しあった素敵な超能力者と、夜空で帰りを待つ約束をした、素敵なアンドロイドがいる。
外伝 超能力無き少女 完
次へ続く。
主人公、視点変更。