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「……狙場さん」

「うわああ！寄るな！幽霊！」

「どうした、狙場！急に叫ぶなよ！」

「俺はもう、嫌なんだよ！消えろ！」

「お前、覚せい剤とかやってないよな？」

「……私は、貴方が好きです。どうして、答えてくれないのですか？」





「俺はお前が嫌いなんだよ！」


「……おい、それ、本気で言ってんのか？」

「え？あ……お前じゃなくて……」

「……一緒に、今無き青い星……やりたかったのにな……嫌いなら、良いんだ……」


「おい、何女々しい事言ってんだよ！木慈きじ！」






狙場は、追いかけようとする。

「私は、貴方の為に警察を引きとめたんですよ……！」

「うるさい！あいつは……親友なんだよ」

「……私の事はどうでもいいのですか？」

「警察を俺達から逃がしてくれたのは、感謝している……ありがとう」

「……！」

「でも、君は死んでいるんだよ。ちゃんと成仏しないと……。俺は君と違って生きている木慈の所へ行く」



狙場は木慈の方に向かって走る。




「……どうして、私の事を好きにならないのかな……？」






狙場は走っている最中に、電話が鳴る。


「あ、もしもし。扠武澤です」

「……おお、どうした？」

「あの、今無き青い星の操作方法が分からないんですけど」

「……あ？今それどころじゃない！」

「姫哭、別に良いだろ。折角、暗殺部隊の……」


狙場は電話を切る。


「何だよ、あいつ。彼女とイチャイチャしやがって！ノーエスパーの恥だ！」