複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.424 )
日時: 2016/04/12 14:53
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

目羅と御堂は、工場を後にして、食事を摂る。

食事は、全員で食道らしき所で摂る。

意外に食事は、普通の食事である。だが、良いと言う事でも無い。


食事中も、私語厳禁。食べ残しは良しとするが、おかずの交換は厳禁。懲罰の対象になる。

複数の看守が、囚人達を見張っている。


一方、独房棟では。


西村が、何者かを拷問していた。

「永遠の苦しみは、どんな気分だ?」

「……」

何者かは、全ての指を切られていた。

「……痛いか?そうだろうな?なら、再生してやるよ」

指は少しずつ再生を始める。

「何度でも、何度でも、何度でも、何度でも、切ってやるよ。……ヒヒッ。さて、飯でも食うか」

西村は、拷問部屋から出る。ちなみに、西村の能力は、再生。壊れた物等の再生が可能。



西村は、隣の部屋の独房棟を見る。


隣では、血まみれになりながらも、眠っている柴田阿修羅がいた。

「お楽しみは、玩具共が完全に壊れて院道みたいになってからだ……」

西村は、その場を去る。



「犬は、よく吠える。自分が弱者とも知らずに」

柴田は隣の部屋に聞こえるように呟く。


「……阿修羅さん、お久しぶりです。相変わらず、囚人服は着てませんね。黒い帽子が良く似合う」

「鰐浦 九十峰(わにうら くつみね)。超能力は、体を人型に保ったまま、動物に変化出来る事。……お前は、ハ虫類が特に好きだったな」

「ええ……。そういえば、囚人達で、阿修羅信者なんて出来ていますよ。そろそろ、頃合いじゃないんですか?」

「全く、お前等が三下だから、俺がこんな所に行かなければならなくなったんだ。武器や能力にしか頼れないバカが」

「榊原と、三宅さんも、この刑務所にいたはずなんですが……」

「極悪犯罪者隔離施設と言うふざけた施設がある。其処にいる可能性が高いな。あの二人は、俺の言う事も聞かない、あのお方の為にだけ動く兵器だからな。まあ、武器や能力に頼る外道でも極めれば、騎士にはなれる」

「後は、院道の居場所が、分かりました。13番と468番等が入っている牢屋です」

「全く、暴力で支配する正義程、茶番で笑えないモノは無い。俺が、この拳一つで審判を下してやるよ。俺達、殺し屋よりも醜い正義の名のつく殺人鬼共が」