複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.44 )
- 日時: 2016/12/27 16:30
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
「ん?ああ、そうか。そう言えば、卯敷君が、新人が来るって騒いでいたんだよね〜。まあ、今はもう、殉職したけどね……。あ〜あ、やっと、僕の性格を理解してくれる友達が出来たのにな〜!アッハハハ!」
わたしは話す。
「あの……此処って暗殺部隊の拠点ですか?随分小さいですね」
わたしはもう少し大きな場所で大きな組織で活動するのだと期待していた。なんか世界で暗躍するスパイ的な組織みたいな。でも、実際見てみると、高笑いしている危ない人一人と、物置き程の大きさしか無い部屋1つ……。もしかして何か裏があるとか?
「あ〜。言っておくけど、暗殺部隊は部隊って言っているけど、僕、一人。前は結構居たんだけどね〜。何時の間にか僕一人。うんまあ、テキトーな場所に座って警察のお偉い方から任務が来るのを待ってて〜。でも警察から暗殺部隊って初めてだな〜。大体全く関係ない職業から試験なしで、警察に就職して暗殺部隊だもん。卯敷は大学生から警察だったし……中には、ホームレスから警察だってあったんだぜ!僕だけど〜!!!ヒャハハハ!」
わたしはホームレスから警察になったと言う笑えない冗談を置いといて、仕事の内容について、動揺を隠せない。わたしは質問する。
「あのっ!任務っていつ来るんですか?」
「ホームレスから警察になったと言う警察外部からも警察内部からも大バッシングを受けた出来事は無視するんだね。おっけ〜、おっけ〜!まあ、僕達は、違法サイボーグや、アンドロイド、未確認生命体を処分、捕獲、逮捕する事等に暗躍するんだ。それ以外は無いねっ!だから、滅多に任務なんて来ない訳。まあ、最近、アンドロイドを相手にしたけどね!いや〜、もう、久々に戦ったから、楽しかったね〜。アヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!でも、暴れすぎて、ビル壊して謹慎中だけどね〜!!」
「あ、そうですか……。ちょっと、わたし席、外します」
わたしは、すぐに異動を求めた。理由は1つ、嘘臭い。暗殺部隊なんて本当は無くて、ただの名ばかりの窓際族では無いのかと……。わたしは、別に普通の警官。いや、凄く強くスーパーでスペシャルな美人警官!と言うか、警察にも窓際族と呼ばれる、仕事も与えられない厄介払いの退職推奨が目的の追い出し部屋があった事に驚きを感じている。つまり、警察は、暗殺部隊と言う退職させる為の部屋にわたしを異動させたのだ。黒獅子さんもわたしと同じ様に騙されているのだろう。そして、何より今、考えている事は……。
わたしに、警察を辞めろと?!どうして?なんで私は優秀よ!普通では無いはず!
お偉い方が喋る。
「別に、あそこは追い出し部屋じゃない、鈴森。君の考えすぎだ。警察を辞めて欲しいだなんて思っていない。まあ、辞職したいのなら別に止める気は無いが……」
辞めさせる気満々?!
時、同じくして、黒獅子は……。
「そろそろ、時間かな?さあ、首洗って待ってろよ……。白咲 千秋。卯敷の仇をとってやるよ!ひゃひゃひゃ!確か、土田が言っていた場所は、大神と言う者の家か……。これって、オオカミって読むのか?全然、分からん……まあ、いっか!あっはっはっはっはー!」
そして、彼は謹慎中なのに外へ出るのであった。ちなみに、暗殺部隊の拠点である部屋は、黒獅子の自宅でもある。黒獅子は警視庁で寝泊まりしてる。