複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.46 )
日時: 2016/12/27 16:33
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

わたしは、警察のお偉い方に向かって話す。

「わたしはあんな酷い環境でも絶対に警察を辞める気なんてありませんよ!」

わたしはその場から出て行った。

お偉い方は呟く。

「あの黒獅子と共に行動すれば、奴の性格が原因で、大抵の奴は辞めると言い出すだろう。さあ、鈴森は何時まで持つかな?まあ、鈴森も鈴森で性格は悪いがね」

電話が鳴る。お偉い方は電話に出る。

「もしもし。こちら課長だ」

電話の相手が話す。

「課長。遂に違法サイボーグの製造者を発見しました。サイボーグに関連する部屋が幾つもあり使っていた形跡もあります。後、個人的な事なんですが……」

課長は話す。

「これで、違法サイボーグをする人間は多少いなくなったな。それで、個人的な事とは?」

電話の相手が話す。

「家の中は戦闘の形跡があり、その家の色んな所に、氷の固まりが落ちていたんですけど……まさか、黒獅子が絡んでいるんじゃ……!」

課長が話す。

「有り得るな。あいつは、上の者の指示を無視していつも勝手に行動して暴れ回る。今回の事件と何か関わっている可能性があるな。君、今すぐ黒獅子を見つけて連れて来てくれ」

時は少し遡る。

「さて、大神の家の侵入は土田のおかげで出ー来た!。後は〜壁から突き出して白咲に不意打ちを喰らわせちゃう。我ながら良いアイデアだな!。ん?何か、大神と白咲と土田が会話をしているな。テロの実行?興味深い話だから、録音しようかぁ!。僕の左手は義手。つまり、機械になっている。まあ、サイボーグだけど違法じゃなくて合法だから問題は無いよ。子供の頃に、事故で手が取れちゃったからね。さて、そんな左手の機能の1つに音声録音機能が備わっているんだ!壁越しでも何となく聞こえるから問題無い」

その後彼は自己紹介の内容が出来たのと土田の合図が出たので壁を突き破る。

そして、現在。


「どうしたんですか?黒獅子さん!?口から血が出ていますよ!」

黒獅子さんは答える。

「顎が痛いな〜。ああ、ちょっと、暴れちゃってねー?いや〜、強かったよ」

わたしは話す。

「もしかして、任務ですか?でも、黒獅子さんは謹慎中だったはず……」

突如、さっき聞いたお偉い方の声が聞こえる。

「その通りだ、鈴森。なあ、黒獅子。状況次第では君を懲戒処分にするぞ?さあ、全て話せ!」

黒獅子さんは、左手の義手を見せる。

「今から、左手から流れる音声は、大神と、白咲、そして土田と言う者達がテロの計画を話しています。僕は、この音声を録音する為に、この場所から謹慎中なのに出て来てしまいました。それについては、申し訳ありませんでした。それでは、早速お聴きください」

そして、左手から音声が聞こえる。内容は本当にテロの計画について話していた。

課長は話す。

「急きょ、ノーエスパーと言う組織について調べないといけないようだな。さらに、違法サイボーグの罪で問われている大神についても……。君は、どうやって、テロの計画を聞く事が出来て、何故、大神の家でテロの計画の事を話していたのを知っていたのか。と言う事は、私は聞かない。やはり、私の見る目は間違っていなかったよ。君を、暗殺部隊に入隊させて良かった。後、白咲と言う男と、土田と言う男は指名手配にする。黒獅子!私は君を信用しているからな!はっはっは!」

課長は、その場を後にした。
わたしは、黒獅子さんに話す。

「何があったんですか?」

黒獅子さんは話す。

「課長は、暗殺部隊と言う組織の考案者達の一人だ。しかし、何か問題でも起こると全て、上の奴らは課長に責任を押し付ける。責任が押し付けられる理由は課長が一番下の立場だからだと思う。さ〜て!真面目なフリはこれくらいにして、僕は……寝る!いやっほい!!!」

黒獅子さんは寝た。口から血を流しながら……。わたしは、この世界の裏を垣間見た気がする。わたしは、もっと知りたい。と言う好奇心がわたしの心の中を満たした。そして、わたしは気付いた。

「わたし、普通じゃないじゃん」

ここは、普通の人なら怖がって、恐怖が心の中を満たすのに。そして、今すぐにでも、警察を辞めるのに。

フフッ……。わたしは、やっぱり普通じゃないんだ。

心の底に眠る獣が私を覚醒させる!ヒャヒャヒャ!