複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.460 )
- 日時: 2016/04/21 14:41
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
夜城は、アサルトライフルを持ち、銃弾の代わりに魔力を込めたエネルギー弾を撃つ。
「殺戮はしないよ〜。ぼくは、犯罪者じゃないからね〜」
二つの黒い物体は、エネルギー弾に当たり、麻痺になる。
霧ノ宮は、刃が真っ赤な両手剣【ゼロ・エデン】を出現させ、二つの黒い物体に向ける。すると、体の全身が輝く。
「我は、霊を祓う者!妖気の塊め……ゼロ・エデンで祓われよ!」
霧ノ宮は、黒い物体を斬る。
大山が、即座に黒い物体を取り押さえようとするが、黒い物体は消えて無くなる。
「何だったんですか〜あれ〜〜」
「少なくとも、妖気の部位には、当てはまるだろう。黒い物体が存在していれば、能力を使って、過去を開かせられたが……!」
「私の予想では、デジタルの世界から現れた電子生命体と考えるべきだね。だが、それが可能と言えるのは超能力かオカルトか。超能力なら指示している人間がいる。しかし……オカルトの場合は、未知数だよ」
大山のゲーム画面から現れた黒い物体が、大山に向かって走る。
霧ノ宮は、全身が輝いたまま、ゼロ・エデンで、黒い物体に向かう。
「……よし……エデンの煌めき!」
霧ノ宮は、ゲームで編み出した必殺技と同じ様に、剣を黒い物体に向かって薙ぎ祓う動作をする。
衝撃波が、出て来て、黒い物体は衝撃波に当たり、気絶する。
しかし、声ともいえない断末魔を上げ、黒い物体は、消えてしまう。
「禍々しいです〜零奈さん〜怖いです〜……」
「とにかく……このゲームには、呪いがある」
「しかし、君達の能力は特殊だね。夜城君が持っていたライフルから銃弾とは違う……魔法のような……。しかも、ぜろなちゃんは、全身が輝いていた……」
「我は、超能力を使っただけだ!余計な詮索は止めて、この怪奇現象の謎を解け!」
「分かっているよ。電脳世界から現れた黒い物体の正体……。またゲームを起動させて確認するしかないね」
大山はゲームを起動する。画面は通常通りに戻っていた。
霧ノ宮と夜城は、大山のゲームの画面を見る。
キーホは、自分の家の中にいた。
キーホは家の外に出る。
すると、ユーザー名が実験台のプレイヤーが、ゆっくり街を歩いていた。
普通のプレイヤーは、困惑している。
大山は話す。
「崖に行ってみよう」
キーホは、崖の方に行くが、おぞましいバグで、崖に行く道が、荒れていてこれ以上進めない。
そして、鐘の音が鳴り響いていた。
「警察には、連絡するべきだよね」
「その必要は無い!信じてもらえないだけだ」
「いや……たしか、オカルト専門の部署があったはず」
「そう言う問題じゃないんだ……!」
「警察を呼ぶと何か困る事でもあるのか?」
「この事件、我だけで、解決出来るんだ!警察なんかの力等いらない!」
「君は、自信に充ち溢れすぎているよ。これは、ゲームと違うんだ。命を落とす可能性だってある」
「……行くよ、城鷹く〜ん。もう寝る時間だ」
「ちょっと……その名前で呼ばないでくださ〜いっ……」
「さて、ゲーム会社と警察に連絡しないと……」