複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.462 )
- 日時: 2016/04/21 18:02
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
大山は、霧ノ宮、夜城以外にも、午前二時に複数の現実でも友人のプレイヤーをゲーム内の崖に呼んでいた。
「……行方不明ですか?」
そして、その場にいた霧ノ宮、夜城以外、友人のプレイヤーは行方不明になっていた。
「おそらく、黒い物体が、何かをした恐れが高いね。だが、その何かが分からない……。黒い物体の正体も」
ゲーム会社の関係者も、何が起こっているのか分からなかった。全ての実験台の発信源は、全て死んだはずの葉楽のパソコン。そのパソコンは、警察に押収されていて、現在、調べる事は不可。
「……理解出来ないな。ゲーム会社が、今無き青い星と言うゲーム、葉楽と言う人物にに疑問を持たなかったのか?」
ゲーム会社は、ブラック企業で、有名なダムネイションと言う会社の子会社だった。
「葉楽というゲームクリエイターが勤めていた所に行くか……ぜろなちゃんと、夜城君と共に……。ゲーム会社は、分からないの一点張りだし……警察は、何も信じてくれないし……」
霧ノ宮は、家に帰っていた。
「ゲームの調子はどうだ?」
「うん、レベルは結構上がったよ〜!」
「違う!実験台達の様子だ」
「お、怒らないでよ〜零奈さん、怖い〜」
霧ノ宮は、ゲームを起動する。
ぜろなは、すぐに崖へ移動する。
キーホがぜろなの横に現れる。
「名も無き世界では無い、地球と呼ばれる所等は、実験台はいなかったよ」
「何処にいようが、どうでも良い!このバグはどうにもできないのか?」
「残念だが、原因が不明の為、出来ないみたいだ。それにしても、メンテナンスもしないなんて、どんだけ、この会社は金に貪欲だろうか。まあ、ブラック企業の子会社だから……。しかし、プレイヤーの数が激減しているね。ひたすら、実験台の数だけが多くなっているのだよ」
「どうすれば……!」
「分からないね……。また、午前二時に此処を訪れよう」
「分かった」
突如、窓ガラスが割れる。
夜城は、霧ノ宮の傍に行く。
割れた窓には、暗殺部隊に属している霜月 毬がいた。
「霧ノ宮・クルーネル・零奈さん、夜城 鷹臣さんだよね?」
「我は霧ノ宮・クルーネル・零奈!お前らは誰だ!?」
「貴方達を、オカルト関係者。未確認生命体に大きく関係する者として、保護しちゃいます!キャハ♪……特別に、普通の警察の方々も来てもらいました!」
機動隊が、夜城と霧ノ宮の家の周りを囲む。
「本当は、暗殺部隊だけで行きたかったんだけど、照山 蓮嶺を探した方が重大だからって、私一人で、貴方達を保護しにきたの!……まあ、誰にも邪魔されないから良いけど……!」
「照山……?我はそんな名前は知らん!それに、オカルト関係者と……未確認生命体に関係する者の証拠を出せ!」
「怖いよ〜!怖いよ〜!」
「今無き青い星と言うゲームをやった者が、次々と行方不明になっているの!その犯人は、オカルト関係者の貴方達!」
「我らが犯人だと……!」
「オカルトは怖いからね〜。証拠は無いけど、オカルトに証拠も何も無いよねー♪貴方も、未確認生命体に関係しているし」
「我は、未確認生命体では無い!」
「自覚が無いんだね。ちゃんと、武藤さん監視リストに載っているよ?」
「奴等は、H−3と同様。この世に存在してはいけない!射殺しても構わん!撃てぇ!」
「……?私の指示が無いのに勝手な行動を……!」
機動隊は、一斉に銃を撃つ。
「金と、ゲームに必要な端末やサーバーを持って逃げるよ……!」
「うん……!」
銃は、夜城の能力で、魔力で創った防壁を機動隊の周りに囲む。
機動隊は、閉じ込められ、息苦しくなる。
霜月は、笑いながら霧ノ宮の方を向く。
「強いのは、殺し甲斐があるね。私、もっと遊びたいなー」
霜月は、尾行する。
白夜 刹那と白咲 千秋がその様子を見ていた。
「……引きこもり夜城君が、遂に外に出ています☆羽柴さんにご報告しないと☆」
「あれは……霧ノ宮さんかな」
「……宵闇のお方?どうかしたんですか☆」
「何でも無い。それより、ゲームが少しずつ壊れているように見えるんだよね……」
霧ノ宮と夜城は、【姿無き虎】の支部に辿り着く。嘗て、フローラ=クレッシェンド=アンサンブルが居た場所だが、現在は誰もいない。
「意外に居心地が良いな」
「警察は何でぼく達を……」
「……分からない。少なくとも、城鷹くんの能力は知っていたみたいだが……!」
「つまり……前からぼくの事を……調べていた……?」
「まあ、超能力が、オカルト関連の地点で、調べられるのは承知の上。……親に、連絡は?」
「全然……来ない」
「もしかして、親は……警察に捕まったのか……?そんな事が……」