複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.463 )
日時: 2016/04/21 19:01
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

午前二時。霧ノ宮と夜城は、ゲームをしておらず、眠っていた。

一方、ゲーム内では。

カウントダウンが実験台が十秒前から始め、ゼロになり、実験台の一人が、森の中で他の言語で話し始める。



そして、森の中で何度も自分が持っている武器を自分にダメージを与え、死ぬ。


遺体から、黒い物体が生まれ画面を通り越し、人々を襲い、画面の中へ引きずり込む。

その場にいた、ゲームをプレイしていない者も画面の中に引きずり込まれる。

森の中にいなかったプレイヤーも、何人かが、突如画面の中に引きずり込まれる。


その様子を偶然撮影していた者が撮るのに成功したが、何時の間にか写真が消去されてしまい、画面に引きずり込まれる。






そして、行方不明者は世界でどんどん増えていった。





警察は公開捜査はしなかった。

まるで、事件を公にしたくないかのように。



世界政府も沈黙を続け、国民の苛立ちも大きくなった。

ゲーム会社も、評判を下げ続け、倒産の危機に達していた。

親会社は、子会社のゲーム会社に責任を押し付けて、一切の関係を持たないと公言。



今無き青い星は、呪いのゲームとして、有名になる。だが、テレビでもネットでも何処でもその事を報道される事は無かった。



今無き青い星は、現在も配信され続けている。



現在も、午前二時になると、何処かの実験台が何かを語り、さまざまな死に方をして、黒い物体を出す。



そして、今無き青い星のゲーム未経験者が、行方不明になった事で、さらに事件は難航。


また、望田総理大臣も死亡していて、海外の評価が下がり続けるこの国は、崩壊を始めていた。





「犯人が分かっているなら、今すぐ捕まえろ!」

「……えー……でも、証拠が……」

「証拠なんていらないだろ!君の国の警視総監だってそう言っている事だ!」


「貝田(かいだ)総理大臣。真実がいつも、正しい訳ではない。時と場合では、似非の方が正しい事だってあるんだよ」


「それで、冤罪だったら、駄目ですし……」


「まあ、君に権利は無いけどね。暗殺部隊は我々が動かす。君の国の警視総監は、実に協力的でね。それより、君の国が、あの化け物達に喧嘩を売ったらしいね。望田元総理大臣はそれで死んだ。今回の一連も、関係があるはずだ。



一人は、妖精と人間のハーフなんだから。化け物め……。王共は、人間を滅ぼそうと考えているのか……?君の国は全く、余計な事をしやがって……」





一方、霧ノ宮と夜城は、姿無き虎の支部にいた。


「あれから、行方不明者が増え続けている。ゲームの被害者がどんどん……!」

「しかも、犯人扱いされているんでしょ?ぼく、どうしよう……」

「大丈夫。我は、未確認生命体には、何にも関係無いから。警察の情報はガセに決まっている!……関係無いんだ……!」