複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.467 )
日時: 2016/04/22 15:14
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「これは、香川君が、造ってくれたリストだ」


大山は、霧ノ宮と夜城にリストが書かれた紙を渡す。

一番上には、葉楽の名前が書かれており、葉楽の下には、色んな国籍の名前が書かれていた。

「……これって何?零奈さん……」


「分からないな……」


「彼等は、男女、国籍問わず、全員、午前二時に自殺をしている」

「まさか……。彼等が、ゲーム内の実験台なのか?」

「その通り、そして……!」


電源を入れていないパソコンから、黒い手が伸び、大山を画面の中へ連れていく。




途端に、大山の家から警察が大量に出てくる。

「こんなオカルトが本当にあるとはな……。しかも、学生が今回の呪いのゲームの元凶だったのか……」



「……こわいよ〜!」


「我々は冤罪だ!」


「例え、冤罪でも君達はオカルト使い、未確認生命体の地点で……保護しないと駄目なんですよ」


「だから、オカルト使いでもないし、未確認生命体なんて、有り得ん!」

「自覚が無いだけですよ」

夜城は、アサルトライフルを警察に向ける。

「ミステリアス・ホーク、発動。魔導弾、発射!」

警察達は、攻撃を避ける。

魔道弾から、火が出て来て家は燃え上がる。


夜城は、掃除機を取り出し宙に浮く。

「零奈さん……はやく、逃げましょう〜〜……もう嫌です!」

「教授は……必ず、助け出してやる!」


掃除機で、夜城と霧ノ宮は宙に浮き移動して逃げる。





一方、羽柴は。


「……!ちょっと!霊犀!富裕層街で火事が起こっている!って眠っているよ!」

羽柴 翔は、霊犀 結香の所に行き、お祓いをしていた。

と言うのも、羽柴はオカルト好きだが、幽霊が大嫌い。

呪いのゲームなんて、怖くてしょうがなく、霊犀の元へ行ったのだった。



「と言うか……最近、事件多くないか?妖刀による神代の自殺、扠武澤の暴走。警察が隠蔽しようとしていた悪魔騎士脱獄事件。警視総監襲撃事件、さっき報道されていた総理大臣暗殺事件。そして……神隠し」







今回の事件は、マスコミは表には公言していなかったが、行方不明の増加は、目に余る程に人々は分かっていた。


ゲーム会社が、ブラック企業、ダムネイション(天罰)の子会社の事もあり、後に神隠しと呼ばれるようになる。





一方、その神は。





「HNRΩは、起動停止中。と言うよりか、居眠りだね。フリューレと藍楷は、今回の呪いのゲームについての弁解を人間と共に考え中。社長代理の大嶽は、現在、元子会社のゲーム会社に出張中……」

神は、部屋の中の鐘の横の白いベンチに座る。





「……地球。何故か、懐かしい響きだね。架空の惑星と言うのに……」