複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.47 )
- 日時: 2016/12/27 16:36
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
わたしと黒獅子さんは警察のお偉い方に呼ばれた。
そして警察のお偉い方は口を開く。
「暗殺部隊のお二人さん。これは任務だ。しかも極秘。まず君達はこの同盟国の所へ行って欲しい。内容は現地で分かる」
まさかの任務。しかもこんなに早く来るとは……。わたしは、もしかしたら運が良いのかもしれない。
わたしの隣に立っていた黒獅子さんが話す。
「この同盟国って現在他の国と戦争中だね……。まさか、敵国の兵士をぶち殺すのが任務とか?あーはっはっは!それ、最高だね!僕、こんな国からさっさと出たかったんだよー!」
警察のお偉い方は騒ぐ。
「そんな訳あるか!我々は警察だ。殺しは無条件で許可しているが、無暗に、無駄な殺しを任務として出す訳が無い!」
わたしは、少しがっかりした。
警察のお偉い方は話す。
「それでは、予定が決まり次第、専用の飛行機を用意する。私からのささやかなご褒美だ」
いやいや……戦争中なんだから、観光用の飛行機なんてある訳無いでしょ!
黒獅子さんは話す。
「それじゃ、パスポートとか準備必要だな〜。面倒くさいな!あ〜、殉職した卯敷さえ居てくれたらな〜。全部、手続きとかやってくれるのにな〜」
わたしは話す。
「卯敷さんって暗殺部隊の何なんですか?お世話係ですか?」
わたしは、お世話係なんて無理。
黒獅子さんは話す。
「あいつは、何をするのかを指示する専門。僕はそれを、実行する専門。本当、卯敷を失った代償は大きいね〜。いや〜、マジ卯敷君リスペクト!ヒャハハハ!」
そう言って、黒獅子さんは部屋を後にした。わたしも、追いかけて部屋を後にする。
警察のお偉い方は呟く。
「さて、皆さん。これで、黒獅子はこの国からいなくなりました。これで、貴方達の指示に従わない警察関係者はいませんよ。警視総監様!」
最も警察で偉い方が隠れていた場所から出て話す。
「暗殺部隊は、新しく生まれ変わる。黒獅子と言う男は勝手すぎた。強さに自惚れるがゆえの、結果じゃ。暗殺部隊の再構成は俺が考える。お前は黒獅子がいる暗殺部隊でよく頑張った。我々の指示を従わない黒獅子はあの同盟国で任務を無視して戦争に突っ込み無残に殉職する。我ながら良い策だ!」
そして、わたしと黒獅子さんは同盟国へ入国した。
この同盟国は、ロボット技術が盛ん。ロボットと言っても、サイボーグみたいに、人間が機械の身体を持つ訳でも無く、アンドロイドみたいに人間の形をしていない。
つまり、作業を自動で行う装置、機械みたいな物。人間が許可したプログラムの事のみ、活動するので、アンドロイドの様に危険性は無い。
そして、わたし達はその同盟国に着いたばかりの離着陸場で依頼に関係している人を待っている。
黒獅子さんは話す。
「すっげ〜な!何か、ロボットが辺りにいっぱいいるな〜!凄く動きがカクカクしているな!ゴミとか拾っているし!何か面白っ!超新鮮な光景じゃん!あ〜ひゃひゃひゃ!」
わたしは、ロボットには興味は無い。そして、わたし達の元に一人の者が現れる。
「やあ、俺の名前はアドルフ。よろしく。君達は、黒獅子と鈴森だね?とりあえず、俺についてきてよ」
ちなみに、言語が違う為、互いに翻訳機を使用している。
そして、わたし達はアドルフについていき、とある施設へ入った。
そこは、大量のロボットが並んでいた。
何かロボットに関する施設……?
そして、わたし達はしばらく、施設内を歩き、そして……。
「ここが、目的地です」
アドルフがそう言うと、何処かへ行ってしまった。
黒獅子さんは話す。
「ヒヒッ……。さあ、僕の新しい世界の扉が開かれるっ!」
わたしは、黒獅子さんの発言をスルーして扉をゆっくり開ける。
そして、わたし達は落ち着いた風貌の人に出会った。
「君達が黒獅子君と鈴森さんだね?私の名前はアルベルト。ようこそ、この国へ。歓迎するよ」