複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.473 )
日時: 2016/04/23 10:28
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「……久しぶりだと思うね。君と逢うのは」

「俺が思う犯人は、二人いる。一人は、菱刈博士の恨みを元に巨大な呪いを発生させた……神、ダムネイションの社長だ。目的は、不明。そして、もう一人は……」



矢城は、名も無きアンドロイドの存在を消す。

「ヒントは良いが、アンサーは駄目じゃないか。面白みが無くなってしまったよ」


神谷は全員に、ダムネイションの本社、バベルの塔に向かう事を指示。明明と夢夢はもう、行っている。



無闇は嫌がっていたが、草野の説得により、承諾。神谷の能力で、木を動かし、バベルの塔に向かった。

「.....消えた人は...?」

「はっきり言って、心配する余裕は無いねっ!!」


矢城は、名も無きアンドロイドの存在を戻す。


矢城は口を開く。

「……君は世界をどうしたいんだ」

「私の手で終わらせるのだ。……全てを」

「それが、君の選択か」









一方、霧ノ宮と夜城とモルドと星空は。

「……研究所が無い」



「ほら、彼女達が来た。君は何もしなくて良かったのに」

「どう言う事だ?」

「菱刈の呪いを斬る事が出来る少女と、菱刈の呪いを封じる事が出来る少年。そして、それを守る者達がいれば、呪いは消滅する」



草野や星空の様態は安定していた。


「……呪いが薄まっているのか?」

「違う。呪いが菱刈の意思を支配しようとしている。菱刈自体は、支配されたくないようだが……」




さっきまで、バグで充満していたゲーム画面が、一人の男が写る画面に変わる。





ユーザー名、菱刈。


ゲームの中の菱刈は、話す。


「止めてくれ。私は、悪魔じゃない!」



「ああ……神だ。我々は神だ」


「……でも、呪いとか……悪魔がやる事だろ!」


「それは人間が創りだした、イメージでしか無い。我々は神」


「……!止めろ!……何をするんだ……!博士!」






神谷達は、神の元へ行く。


アンドロイドは一人もいなかった。





明明と夢夢が、神谷の元へ行く。


「誰モ、ィナカッタヨ!」

「タダ、鐘ガ遥カ上ノデ、ズット鳴ッテイタヨ」





神谷達は、エレベーターで一番上に上がる。






神の門は開かれていた。



神は、ひたすら鐘を鳴らしていた。


「やあ、人間の諸君。ごきげんよう」






草野は、再び苦しみ始める。


「此処には、菱刈はいない。よって、君達は選択を間違えたんだ。もう少し待っていれば、運命は変わっていた」


霊犀は、叫ぶ。

「.....全く、事情が分からないけど、倒す敵は分かっているつもり。除霊!」


霊犀は呪文を呟く。



「ワタシは、悪魔でも幽霊でも無い。




神だ」