複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.490 )
日時: 2016/04/27 16:55
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「これから、神楽月に命を狙われる可能性があると言う事だ。……何かあったら、お父さんに連絡してくれ」

「はい……」


宇寺田は自分の部屋に行く。


「私のお母さんは……忍者。しかも、毬ちゃんまで」



忍者と自分は何にも関係無いと思っていた。



そして、徐々に浮かび上がる憎しみ。

母親を殺した神楽月への怒り。

宇寺田は、アルバムを見る。


其処には、母と霜月 毬の想い出があった。


「……お母さんは何も悪い事をしていないのに」







時は過ぎ、世界で行方不明者が続出し始めた頃。




「……これも、忍者のしわざ?」

「いや、違うと思う」

宇寺田は、今無き青い星をやっていた。


ユーザー名は、ハズミ。





とはいえ、運良く被害は受けていなかった。

宇寺田は単純の為、ゲーム会社の必死の良い訳を信じていた。





この日、宇寺田は陸上部と話し合っていた。


「どうして、ソフトボール同好会に入ったの!?」

「今はもう、ソフトボール部だよ……?」

「ショック。私ショック」

「あ……ごめんなさい。代わりに何でもしますので……」

「ならさ、午前二時に公園に来てよ。確か、ハズミって今無き青い星やってるよねー?そのゲームって午前二時に起動すると、画面の中に入っちゃうらしいよ。だから、公園に行って起動してよ。勿論、私達も行くから」

「ぇ……でも」

「良いから、ね?何でもするんだよね?」

「は、はい……」




そして、午前二時の少し前に宇寺田は家を出る。


「ちょっと……起きるの遅くなっちゃった……!貧民層街の……あの公園まで……!」





暫く走り、宇寺田は家の前で沢山の人がいる事に気付く。


すると、ライトがつき、見覚えのある人物が現れる。

「毬…ちゃん?ホントに毬ちゃんなのっ!?」


霜月 毬が窓で誰かと話している。

すると、霧ノ宮と夜城が現れ、何処かへ向かう。


宇寺田は隠れる。


霜月は誰かが隠れている事に気付く。


「誰なのかなー。ま、いっか。とりあえず、尾行しないと」





霜月は、霧ノ宮達を尾行する。


「どうして、毬ちゃんがあんな所に……!」






翌日、陸上部の数人が行方不明になった。






宇寺田は、今無き青い星の事を思い出す。


「そんな……でも、そんな訳無いよね……。ゲームで人なんか消えないわよ……」