複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.493 )
日時: 2016/04/28 14:42
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

HNRΩは、ライフル型の高エネルギー光線銃DCを向けて霜月を撃つ。

霜月は空蝉の術を使い、身代わりを使い、逃げる。

忍者の人数が増える。

「HNRΩ。此処ら辺で、騒がれると警察が来る。もっと、治安が悪い方へ誘導させるぞ」

「面倒だ。この場で殺してやる!」

HNRΩは、ライフル型の高エネルギー光線銃DCを向けて何度も発射する。


忍者は、散らばって移動。

霜月は、宇寺田を抱えて家の屋根の上を飛びながら走る。

「神楽月の忍者が、恐らく罠を仕掛けているはず」

霜月は、撒菱まきびしを使い、全力で逃げる。

HNRΩは、撒菱を避け遠回りする。



忍者達は、霜月の目の前に現れる。

「……前に我々を随分殺してくれたな」

「だから、まだ生きていた事に苛立ちさえ覚えているよ♪」

霜月と忍者達は手裏剣を投げ合う。


霜月の袖から、扇子が現れ、霞扇(かすみおうぎ)の術をする。


霞扇の術とは、扇子の中に粉末の薬を仕込み、扇子を使って風を送り敵に薬を吸わせる事。今回の粉末の薬は、毒。吸えば死ぬ。



忍者達は、一斉に逃げる。

「風向きが良かったわね。後は罠を避けるだけ!本当は闘いたいけど、ハズミちゃんがいるからね」


HNRΩは呟く。

「忍者ってもっと、派手な技とか無いのか?チャクラが何とか……面倒だから良いけどな!」

HNRΩは、右腕は槍状に変形し、霜月の元へ行く。

「……そんな力があったなら、この世はまだ、忍者の世界だよ」




「お前と、銃弾は相性が悪いみたいでな。早く片付けたいから、殺してやる!」

霜月は、扇子を捨て、HNRΩと闘う。

「……?」


「音声忍(おんじょうにん)」


霜月は、スマホで壮大な音楽を流す。

HNRΩは、一瞬音楽に気を取られる。

「……さすが忍者。一瞬の隙でも見逃さなかったか。実に面倒。だが、暗殺は遂行するぜ」


忍者は罠の確認をしていた。

「……足元のタコ糸が切れている。となると、此処を霜月が走ったのか……。この地域に出歩く馬鹿はいないはずだ。陸田組の領域に入っているからな。だが、我々も慎重に行動しないと」






霜月と宇寺田はビルの屋上に行き、落ち着く。

宇寺田は怯える。

「……毬ちゃん!……どうしちゃったの!?私の知ってる毬ちゃんじゃない!」

霜月は無視して電話する。


「ハズミちゃんのお父さんですね?……はい、毬です。……非常事態が発生。ハズミちゃんを暫く、敵から守ります」




「毬ちゃん!……私の知っている毬ちゃんに戻ってよ!お願いだから……!」


霜月はクナイを、宇寺田の口の方に向ける。

「ハズミちゃんの知っている毬ちゃんに戻ったら、死んでるんだよ。……もう少し状況考えてね?本当に……」


「私は、毬ちゃんに笑顔が……心が戻って欲しい……それだけなの……っ」

「これから、ハズミちゃんには、強くなって貰わないと、駄目だね。平和ボケしすぎだよ。私より弱くても、戦えるほどにはしてあげるから。だから……まずは、その甘ったるい精神を崩壊させないと……」

「え?何?何をする気なの!?」

「……VR。これは、暗殺部隊にも起用されている。バーチャルリアリティ。世界が変わるよ」