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複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.494 )
- 日時: 2016/04/28 15:12
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
一方、陸田組では。
坂本は、扠武澤と姫哭の攻撃で、大怪我を負い入院。組員のほとんどが、星宮と霊犀の攻撃で入院。元組長の陸田もフリューレとの戦闘で死亡。ほとんど、陸田組は壊滅状態だった。
少しずつ、貧民層街の様子が、変わりつつあった。
大神は、霜月達の戦闘を見ていた。
「……遂に、私一人になってしまった。信用していた白咲も、矢城がいなくなった途端、飽きたと嘆いて、少女と消えていった。
……私の何処がいけなかったのだろうか。
仲間もいなくなり、親友を失い……」
大神は、貧民層街の支配を決める。
大神は、これから無償で違法サイボーグ手術をして、次々と新しい仲間が増えるのだが、これはまだ先の話。
霜月と宇寺田は隠れていた。
宇寺田は、一人叫ぶ。
「やめて!やめてよ!……お願いだから!」
「復讐の鬼になるのよ。ハズミちゃん♪」
HNRΩは、面倒臭そうに、辺りを見回す。
「……此処ら辺を消し去るか?」
「駄目だ。陸田組が黙っていない」
二人の後ろに、大神が現れる。
「……強者共よ。この世界に革命を起こそうじゃないか!」
「それは金次第だ。それに、俺は人間が嫌いでね。まあ私情は仕事に挟まない主義だから、無駄に、面倒な人間を殺しはしない。だからお前を殺す気は無い。良かったな!」
「馬鹿は革命を好む。
革命には興味無い。それに、俺は強者じゃない。強かったら、暗殺者なんて依頼しない」
「……俺の理想国家を教えてやろう。この世界をお前等なら、自由に出来るぞ。権力者になり、強者こそ全てと言う事を教えてやるんだ!」
「……神楽月一家も同じ事を言っていたな」
「俺は金が手に入れば、それで良い」
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