複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.495 )
日時: 2016/04/28 17:47
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

宇寺田は叫び続ける。

「現在絶賛拷問中〜♪設定は、最初は甘めだけど、後半はもっときつくさせないとね♪」

霜月は笑う。

VRの中の時間は、早く過ぎていった。宇寺田は完全に精神をVRに支配され、現実との区別がつかなくなっていた。

直、暗殺部隊としての使う例としては、VR空間で、標的を倒す訓練を行っている。簡単に言えば、イメージトレーニングだ。しかし、実際に痛みも感じる。ただ、VR空間で流血しても、現実では流血はしない。


ただ、日頃の現実での鍛練は必要不可欠。

あくまでも、イメージトレーニングなので、強くはならない。

VRでは対応力と、判断力、本番に慣れる事を目的として創られている。


ちなみに、宇寺田と霜月が居る場所は、何処かのビルの防音室。叫び声は響かない。




大神は、ある物を見せる。






「……革命だ」



「……確かに、革命だな……!」

「……」



「全く、白咲君は喜ぶと思ったら、大間違い。失望したと言われちゃったけどなー」


「……まあ、言っておくが金次第だぞ?」


「金なら、俺はある。違法サイボーグ手術でいくら儲けていると思っているんだ?」










宇寺田は現実に戻る。


涙はとっくに枯れ果てていた。



「……さて、復讐の鬼になった感想は?」

「……早く、お母さんの仇を取りに……!私、何を……!」

「まだ、完全に成りきれていないね。キャハ、まあ、いっか!今度はこっちから奇襲する番だよ♪やっと、戦えるよ!」


「……仇」





霜月と宇寺田は、高速移動する。



すぐさま、HNRΩと忍者を見つける。


「よくもお母さんを……っダメッ!復讐の鬼になっちゃ!」

「……私は復讐の鬼になるよ。私の家族を奪った神楽月を……許さない!」


霜月は、兜割りで忍者を殴ろうとする。

すると、HNRΩが超小型ミサイルを十数発発射する。

霜月は、避ける。

ミサイルは建物にぶつかり、爆破する。


「此処は、もう陸田組の拠点じゃない。思う存分、暴れろ!」


「やはり、槍じゃないと、霜月 毬との相性が悪いな」

宇寺田は、忍者装束を着て復讐の鬼として、忍者を狙う。

宇寺田は、銃を撃つ。


「……忍者が銃を持つとは、タブーだぞ」

「ごめんね。私は、ハーフ。完全な忍者じゃないの。だから、忍者はこうであるべきとか知らないわ…………ううっ!私は……こんな事をしたくない……!」



「やっぱり、調教が不完全だったな〜♪」


霜月とHNRΩは兜割りと右手の槍で交戦する。



HNRΩは少し離れながら霜月と闘っていた。

理由は、霜月の服の中から、暗器が出るのを恐れていたから。

霜月は、動きを止めずに体を動かしながら、HNRΩと闘っていた。

理由は、ライフル型の高エネルギー光線銃DCに警戒をしていたから。





忍者は、どんどん増える。

「……お前等は負けだ。数で」

「毬ちゃんの言っている事が本当なら、あの忍者は……」