複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.497 )
- 日時: 2016/04/30 17:49
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
第四十七章 名も無き反乱
この世界は、貧民層街と富裕層街に分かれている。富裕層街は、とても豊かな暮らしをしており、食事も豪華。
貧民層街は、とても貧しい暮らしをしており、食事も富裕層街の前菜が一食の食事となっている。
この格差社会は、生まれた時から存在している。貧民層街が、必死に働いて、育てたモノを、富裕層街は我が物顔で食べ、さらに食べ物を残す者もいる。貧民層街の者達は、疑う事さえ許されない。さらに、貧民層街には、権利が無く、完全に人間以下の扱いを受けていた。
クズで当然、神が決めた事なのだから。生きているだけで感謝。むしろ、神に選ばれた富裕層街の者を崇めろ。
貧民層街は完全に洗脳されていた。
貧民層街は徐々に荒れていき、一部の地域では殺人が普通の地域も存在してしまった。ろくに、学ぶ事さえ無く、ひたすら縄張りを求め、殺し合いが始まる。
それを止めたのが、この国では暗殺部隊 アンノウン。
暗殺部隊の様な者は、過去に世界中に存在し、逆らったモノを殺し、見せつけにした。
貧民層街の治安は少しながら回復した。しかし、恐怖で縛る政治程、革命に弱い。
ガラクタの世界で、子供たちは、何を見る。
此処は、とある同盟国の貧民層街。
この貧民層街は、現在も殺しが合法とされている。政府も貧民層街を取り締まるつもりが無く、現在無法地帯。
この地域では、支配者もおらず、食料の奪い合いの為に日々人々が死んでいた。
貧民層街と富裕層街では、壁が創られており、完全に隔離されていた。
「全ては神の決めごと。お前等は、神に見放されたのだ!」
貧民層街の者は、神に見放されたと思い落胆する。
一人の少女はカビたパンを食いながら呟く。
「皆、どうして疑問を持たないのかしら。この差別社会を生み出したのは、神では無く、富裕層街の奴らと言う事を」
一人の少女がある人物と出会った事で疑問を持った彼女は、この国の反乱を決める。