複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.525 )
- 日時: 2016/05/09 17:40
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
ブロッサムは能力を使い、患者を治療する。
ブロッサムの能力は、相手に触れるだけで病や傷を治すことができる事。しかし、医者見習いの為、医療についてはまだ、勉強中。
何を処方するのかは、まだアポロンの指示の元に動く。
照山は、患者を奏雲の元へ運び、透視で悪い部分を見る。アポロン医院は、臨時で、内科も請け負っていた。
奏雲は、歌い奇跡を起こしていた。
とはいえ、奇跡は一時的に死なないようにする、きっかけにすぎないので、アポロンの手術の腕が必要になる。
月丘は、窓からルサンチマンの存在に気付き、ルサンチマンの元へ向かう。
「手伝わないと……」
「……あの……医療費が無いんですけどっ……この人を救ってください!お願いします!」
ルサンチマンは、何故か血まみれで、女性と一緒にいた。
月丘は、無闇を医院の中に連れて、ルサンチマンも病院の中に入れた。
女性は、月丘に戸惑いながら話す。
「お金が無いんですけど……」
「……大丈夫です。きっと……」
例え、怪我が治っても、暫くは安静が必要である。患者自体の精神状態等の理由からである。
さらに、はっきり言ってアポロン医院の治療費はかなり、高額である。
怪我を一瞬で治す能力を持つブロッサムと、アポロンの腕には、それくらいの価値があるからだ。
この世界にも、保険はあるが、貧民層街の者は、保険会社と契約する金が無い。よって、保険が適用されていない患者が多数いる。
一人の患者が、遅れて救急車に運ばれ、アポロン医院に入り込まれる。
周りの一部の患者達は、騒然とする。
「こいつ……俺を刺した奴だ……!」
貧民層街で起こった無差別殺人事件の犯人が、運び込まれていた。
名前は、犬山 亮(いぬやま たすく)
複数いた犯人の一人。
彼は意識があり、叫ぶ。
「俺は、この腐った世界を変えてやる!!!」
彼は大神型違法サイボーグ。
訳あって、大神の元を離れていた。
犬山は、片足から血が噴き出していた。
ブロッサムは能力で治療しようとする。
「ブロッサムちゃん。片足の傷口に手を添えて」
「はい……」
ブロッサムは申し訳なさそうに、足に触れようとする。
「俺には、払う金は無いんだ。治療を止めろ!」
犬山は銃を取り出し、周りに向ける。
犬山は立ち上がる。
照山は犬山を透視する。
「……心を読み取ったけど、彼は根っからの悪人。治療を止めて、この場で、追い出すべきだ……!」
「患者に善悪の区別はありません。病に苦しむ人を救うのが医者の仕事ですから」
「……ブロッサムさん」