複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.53 )
日時: 2015/12/16 19:56
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「目標じゃなくて〜、黒獅子で〜す!以後宜しく!」

そして、アナウンスの声が発され、試合開始のサイレンが鳴る。

「剣型!アイスブレードォ!!」

黒獅子は、ルルディの方に向かい走る。ルルディは動かない。

「怖気づいたか!?ひゃひゃひゃ!」

ルルディは高速言語(高速で言葉を話す事。高速過ぎて聞きとる事が不可)で呟く。

「暗器、クナイ装備完了.........奇襲開始」

ルルディは、いくつかのクナイを黒獅子の方へ投げる。
黒獅子は立ち止まり、叫ぶ。

「暗器の使い手かぁ?それじゃ、何が飛び出してくるか、分からねえなぁ……!面白っ!それにしても、クナイを出したのは、服の中だから、恐らく、服の中から、色んな暗器が隠されているんだろうな……!ゾクゾクするぜ!」

黒獅子は、クナイを全て、剣型で弾く。

ルルディは小刀を持ち、ゆっくり黒獅子へ近づく。

「暗器、小刀装備完了.........急襲開始」

黒獅子は、呟く。

「こいつ……。僕と、真正面で戦うつもりか?随分、舐められたもんだな〜。まあいっか。早く、この勝負を終わらせてやるよ!」

黒獅子は、剣型の状態でルルディに向かって走る。

ルルディは突如、速度を速い方へ変えて黒獅子へ向かう。

ルルディは黒獅子の目の前で呟く。

「目標ノ排除。直ち二実行しマス」

ルルディは黒獅子に、驚くべきスピードで何回も小刀を突く。黒獅子は、その急襲を剣型で防ぐ。しかし、黒獅子の剣型の氷が徐々に削られる。

黒獅子は、喋る。

「ヤバッ!氷が崩れて、剣型が維持できなくなるな!どうしようかね〜!」

黒獅子は、小刀を防ぐのを止めて小刀を突く方向の真横へ移動する。

「銃型。モデルショットガン」

高い威力を持った単弾を仕込んだ銃型に成形した氷は、ルルディの方へ向けられた。

黒獅子は話す。

「僕は、これでも暗殺者。僕の事を舐めないでもらえるかな?」

ルルディは高速言語で呟く。

「暗器、バタフライナイフ装備完了.........奇襲開始」

バタフライナイフというグリップ(握る所)が縦に二つに分かれているナイフを黒獅子の腹ワタ目掛けて刺そうとする。

黒獅子は、ギリギリのところで回避して遠くへ逃げる。
黒獅子は、話す。

「舐めていたのは、僕の方だったか……。銃型。モデルマシンガン」

黒獅子は、両腕の部分をルルディに見せないように、胴体より後ろの位置へ移動させる。

そして、黒獅子は思いっきり両腕の部分ををルルディの方へ振る。
振った両腕から途端に、氷の礫が波の様にルルディの方へ向かっている。

ルルディは高速言語で呟く。

「暗器、流星錘装備完了.........防御開始。同時進行、暗器、ひょう装備完了.........急襲開始」

ルルディは、片手で流星錘を使い氷の礫を破壊するが、ダメージを受ける。しかし、もう片方の手で、ヒョウを黒獅子の方へ目掛けて投げる。

ルルディは呟く。

「コノ破損は、想定の内デス.........。あまリ、暗器以外を使用スルのは、好ミではアリませンが........。銃器、装備完了.........カービン銃」

ひょうは黒獅子に向かっている。

黒獅子は、ひょうを弾かず、避ける。
ひょうには、毒が塗られていた。

黒獅子は喋る。

「成程、僕を殺すつもりだったのか……。僕としては、ルルディちゃんを苛めてあげたかったけど、そう言う訳にも行かなくなっちゃったね〜!あ〜ひゃひゃひゃひゃひゃ!と言うか、ルルディちゃんって結構強いな。逆に、苛められそうで怖いね〜」

ルルディは高速言語で呟く。

「強襲開始」

黒獅子に向かって、無数の弾丸が我先にと襲って来る……。

黒獅子は話す。

「この銃弾の多さは、避けようが無いなぁ?さて、どうしたものか……」

ババババババーーン!

銃声が、闘技場中に鳴り響いた。