複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.533 )
日時: 2016/05/10 18:53
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

大男は、名も無きアンドロイドの元へ行く。

名も無きアンドロイドは、千菊姫と、雛田 音子と、神谷 風吹と、明明と夢夢と共に、神谷が創りあげた都市の中にいた。


「妾の作戦は成功じゃ。少なくとも、王に支配されていた地域は、開放したぞえ」

「さすがっ!千菊姫様っ!世界一!」


「それでー?無闇は元気?」

「怯えてました」

「早く、彼を捕まえて、彼を元にアンドロイドを設計したいんだけどなー!」



明明と夢夢は、ピートと言う猫と共に、遊んでいた。




すると、影から安藤 対馬が現れる。

「チワッス!香川教授とナーパさんを連れてきました」



「香川教授元気ですか?」

「勿論だ。しかし、世の中物騒だね。呪いのゲームとか色々」

名も無きアンドロイドは呆れた様な表情をする。


「全く、政府は何を考えているのだか。まあ、君達も例外では無いけどね」


「結局、菱刈ノ呪いハ、ドウナッタノ!」

「シリターイ!」




「……今無き青い星を見れば分かるよ」






神谷達は、今無き青い星を起動し遊ぶ。





「実験台……」




ゲーム画面には、実験台と書かれたユーザーが、何人もいた。

公式は、ゲームイベントと発表。


今現在、葉楽が命を絶った崖もあり、墓標が立てられていた。


どう言う意味なのかは、不明。


ユーザー数は、現在一億人を突破。



さらに、アニメ化、書籍化も決定されている。


今年の流行語大賞に選ばれそうな勢いである。


さらに、海外でも大きな人気があり、以前に増して、ゲームプレイヤーが増えている。

その為、外国人との異文化交流と言う事で、外国人と話す場合のみ、チャットが自動翻訳する機能を追加した。



呪いのゲームの影響で、今無き青い星は、社会現象にまで発展していた。







名も無きアンドロイドは、遠くを見る。



「……全く、世界は、そんなにこのゲームが好きなんだろうか」










一方、アポロン医院。


「白いナース服。よく似合っているよ」

「ありがとうございますっ!」

「アポロン。何時まで私は、働かないと駄目なんだ?」

「照山ちゃん。一応、君達は、此処で寝泊まりとかしているからね?」

「蓮嶺。患者さんの世話をして?」

「は、はい!」




入り口前に、ヒーローに殴られたチンピラが、医院の前に行く。


「嫌だ!お前、この野郎!俺は、保険に入っていないんだぞ!」


「また、男かっ?可愛い可愛い女の子はいないのかね」


「治療求む」


「分かったよ……。ブロッサムちゃんは本当に可愛いね。そろそろチューしてもいいだろう?」



「もうっ駄目ですよ!?」



「こんな中学生に何が出来る!?」

「私はブロッサム、頼りないかもしれないですが、これでも医者見習いなんです。私は、この能力に恵まれて本当によかったです……たくさんの命を救えますから。そして、貴方の怪我も治せますし!」




時間は永遠では無い。だから、名も無き時間を大切に。






第四十九章 名も無き時間 完

場面変更

次へ続く