複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.544 )
日時: 2016/05/12 15:19
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

般若達は、刀を持ちヴァイオレッタと口裂け女に向かい攻撃する。

「貴方達にいちいちタロットを引く価値はありません。蛇腹剣二本の餌食になって下さい」

ヴァイオレッタは、蛇腹剣を両手に構える。


口裂け女は、質問する。

「ねぇ私綺麗?」


口裂け女は、マスクを外し裂けた口を見せる。


「……貴様は仮面を被るべきだな。醜いモノを隠したければな!」

口裂け女は巨大な鋏を所持する。

「.....どう足掻こうが、私は能力を使い人を殺す。それは私が暗殺者だから」


口裂け女は、驚くべき速さで、相手の首を切り倒す。



ヴァイオレッタは蛇腹剣で般若達と交戦する。


ヴァイオレッタは剣を鞭のように伸ばし周りの多くの敵を切り裂く。



「道具共が生意気に剣等振るうなんて。剣が泣いていますよ?」


「道具だと!?この誇り高き俺達、鬼に向かっての台詞じゃあ、あるまいな!」

「鬼に言ったのではありません。男に向かって言ったのです」


ヴァイオレッタは、鬼達の腹部を切り裂く。



「少しずつ恐怖を与えてあげますよ、デーモン!」











城の内部にはデーモンが暴れていた。


「遂に俺の世界を破壊する者が現れたか。だが、反乱の代表が、この世界の鬼で無い事に苛立ちが募る。混沌は俺の至福の喜び。どう、鎮圧して見せようか」










突如、狐の仮面をつけた者達が宙に浮いて現れる。


「世界の変わり目には、必ず波乱在り。僕等の世界に招待する人はいるかな」


「ねえ....狐が好きな鬼さんはいるかな?有理?」

「どうだろうね?しかし、この終わりの匂い、懐かしいよ」







ヴァイオレッタは、城の中に入る。


目の前には、鬼達が立っている。


「どうも、私は鬼神です。しかし、般若は女性の怒りと悲しみに歪んだ蒼白の面だと言うのに、男が被っていますね」

「何が言いたいのですか?」

「この世界に、性別はあれども、男も女もいませんよ。男が女物の着物を着て、女が男物の着物を着る。

私達は、性に関して寛大なのですよ。


貴方と違ってね」


「この世界に反乱が起きている地点で不満に思った者がいたと言う事。それには変わりありません」

「不満は出てくるのは当然です。ただ、その不満が一割ならば……ただの戯言にすぎないのですよ?国が幸せになる事はありません。ただ、一人でも多くの人々が幸せになれば良いのです。九割幸せなら……上出来でしょう?この反乱は、人々を不幸にしますよ?この反乱に何の意味が……」

「国なんてどうでも良いです。私の世界に邪魔な者を排除するだけです。私の理想世界に少しでも合わないモノは消すのが一番です。異論は認めませんよ?」


「……身勝手ですね。そんな目的でこの世界を壊すのですか?そんなに甘い世界ではありません」


「私の言った事は絶対的な未来になり得るのです。何故なら私は戦闘能力も想像を絶する程かなり高いのですから」







反乱を行っていた暗殺部隊 ドライアドのメンバーが体に取り付けられていた爆弾を起動させ爆発させる。






エマはこの状況に驚き逃げようとする。


「.....思いがけない血しぶきね!?」




エマは爆弾に巻き込まれる。





口裂け女は爆弾から高速で逃げエマの元へ行く。


「....酷い怪我ね。人体再生するらしいから暫く待ってみるわ。それにしても、ほとんどの屋敷が燃えているわね....早く逃げないと」





鬼神は状況を見る。


「狡猾ですね。私はすっかり貴方に気を取られていましたよ。鬼達よ。今すぐ、消火活動に向かって下さい」




ヴァイオレッタは、投擲ナイフを投げ鬼達の首筋を刺す。

だが、鬼達の一部は、棍棒でナイフを防ぐ。

ヴァイオレッタはPDW【FN P90】で鬼達の眉間を撃ち抜く。



「貴方は大型ナイフで殺します」

「……私はこれでも神。悪魔と正反対の存在であり、対等出来る存在なのです」

「神も悪魔もどうでも良いのです。私の世界には、奴隷に屈する男と、その上に立つ同種がいれば良いのです」