複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.545 )
- 日時: 2016/05/12 17:50
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
鬼神は、頭を二回蹴られ腹部に大型ナイフで一突き。そして、耳とツノを切り取られ頭を掴まれ天井にめり込ませられる。
「性に寛大な貴方ならば私の胸を見ずに避けられましたはずですよ?」
「……この私が性の欲を感じるとは。貴様は何者?!」
「色欲を司る悪魔達の頂点に立つ最上級悪魔と言えば分かりますよね?」
「……王が黙っていないぞ……。この世界は王の傘下だ!」
「神が王に屈してどうするんですか?」
ヴァイオレッタは、鬼神の首を刺す。
ヴァイオレッタの目の前にデーモンが現れる。
「お前達を蝋人形にしてやろうか!」
「口裂け女と百目鬼がいればパロディになりましたね」
デーモンは翼を広げ両手に棍棒を持つ。
「後は小学生が必要だが、どうでも良い。ご存じ、俺の能力は、蝋燭に例えた事が本当になる事」
デーモンも一つの蝋燭を持つ。
「この蝋燭はお前の寿命、戦闘力、己の強さだ。特別に蝋燭はとても短くしてやった。俺に挑んだ事を後悔するんだな」
デーモンは蝋燭に火をつける。
ヴァイオレッタはタロットカードをシャッフルする。
「貴方を殺せば全て無効です」
「俺を殺せると思っているのか?」
デーモンは、蝋燭を箱の中に入れ、何処かに一瞬で隠す。
「さらに俺の能力は、空間を操る事。別の空間の中に蝋燭は隠したぞ!貴様も空間の狭間で死ぬが良い!」
ヴァイオレッタは目を閉じタロットカードを引く。
「何故目を閉じる」
「出たカードが貴方が行きつく運命であり屍です。私は貴方に占いをしてあげているのです。運命が選ぶ貴方にピッタリの死因とは何でしょうかね?」
「馬鹿にされたモノだ。空間圧縮!」
ヴァイオレッタとデーモンがいた部屋がとても小さくなりヴァイロレッタの胸がデーモンに触れる程の面積しか無くなる。
「お前の能力は、蝋燭程の長さでしか無い。今のお前は般若よりも弱し!この部屋で潰れるが良い!空間脱却!」
デーモンは姿を消す。
「number:eight Strength」
ヴァイオレッタは八番と書かれた剛毅の意味を持つカードを引く。
「運命は私の味方です。運命に逆らえば屍になるのは必然ですよ?」
ヴァイオレッタは格闘術を使い、壁を蹴り外に出る。
ヴァイオレッタは角や翼、尻尾を生やした悪魔の姿になる。
「貴様も悪魔か」
「私は色欲を司る悪魔達の頂点に立つ最上級悪魔【アスモデウス】。鬼ごときが頭が高いですよ?」
「鬼神も殺される訳か。だが、私の世界をこれ以上破壊させてたまるか!空間反転!」
地面が上に現れ、下が空になる。
宙に浮く屋敷達は、姿を消す。
「火種は消えた。屋敷ならまた創れば良い。さあ、不可解空間で、頭が混乱しているだろう。直ぐに楽にしてくれるわ!」
ヴァイオレッタは蛇腹剣を取り出す。
「無限の力はこの手の中に。壊れやすい暴力の力等では無く信念による力でデーモン。
貴方を奴隷にします」
デーモンは棍棒を投げる。
「空間移動!」
棍棒はヴァイオレッタの前に現れ、殴ろうとする。
ヴァイオレッタは棍棒を片方の蛇腹剣で刺す。もう片方の蛇腹剣でデーモンを襲う。
「空間交代」
蛇腹剣とデーモンの位置が変わる。
「空間圧縮」
デーモンはヴァイオレッタの身体を圧縮する。
ヴァイオレッタの身体は大分小さくなる。
「スタイルを見れないのが残念だが、蟻になった気分はどうだ!さあ、死ぬが良い!」
ヴァイオレッタはタロットカードを引く。
「number:seven Chariot」
騎馬戦車に乗った骸骨騎士を召喚する。
「全ての数奇なる運命は我から始まる。この精神世界にて騎馬戦車を強い、お前をこの手で殺し、勝利を彼女に齎すのだ!」
「……こいつが、全ての運命を握っていると言う訳か。俺を殺すも殺さないもな」
実はタロットカードを選んでいるのもこの骸骨騎士である。