複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.546 )
日時: 2016/05/12 19:02
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

棍棒と剣の交戦が始まる。

「我は目的の為ならば、死ぬ所存。お前には死相の運命が見えるぞ。いや、我がそうさせているのだがな」

「生憎、占いは信じないのだ。死人は大人しく静止していろ!」


骸骨騎士が乗っている戦車の車輪が火を吹き、所持している剣も燃える。

「鬼は負ける運命にあるのだ。御伽噺を読んでいる子供でも分かるぞ」

「人間は嫌いだ。異形の者、はみ出し者を排除したがるからな」

ヴァイオレッタは戦車に乗り、タロットカードを見る。

「滅多に無い小人の気分ですね?貴重な経験になると思います。弱者から見える景色がこんな感じなんですね」



「お前達ごと、空間圧縮すれば良いだけだ!」


骸骨騎士は黄金の杖をデーモンに向ける。


すると、巨大な嵐が上の地面から襲う。


「ラッキーセブンに逆らえば幸福は訪れない」

デーモンは下の空に堕ちていく。



ヴァイオレッタはタロットカードを引く。

「運命さえも私の奴隷です」



「number:Twenty Judgement」



ヴァイオレッタは20番と書かれた審判の意味を持つカードを引く。


眩い波動が放たれ対象のあらゆる能力が全て打ち消される。


空間は元に戻り、地面が下、空が上になり業火の如く世界が焼かれている。


ヴァイオレッタは装置を破壊し蝋燭を取り出す。



眩い波動は巨大な神々しい音に乗せて、世界中に響く。