複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.547 )
- 日時: 2016/05/13 14:44
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
ヴァイオレッタの身体は元に戻り、蝋燭もただの灯りを明かすだけの物に戻る。
一人の般若がヴァイオレッタに向かう。
「般若さん。貴方がこの世界の女王です。不要な物は全て業火の中へ消し去って下さい。ある程度、奴隷も残しましょう。下の身分が居た方が世界に活気が付きます」
「分かりました」
ヴァイオレッタは、エマと口裂け女の元へ行く。
エマは人体再生するが、頭が欠けており一定時間行動不能になる。
口裂け女は鋏をヴァイオレッタに向ける。
「私達以外の仲間が自爆した....貴方の力があればそんな事をする必要は無いはずでは?」
「私の目的の為なら手段は選びません。彼女達はむしろ私の望む理想世界の人柱になれた事を光栄に思うでしょう」
「.....貴方は部下を何だと思っているの?」
「私は私の世界を作り上げる為にこの暗殺部隊ドライアドを立ち上げたんです。貴方達は私の思想についていけば良いだけですよ?いいえ死んでもついてきて下さい」
「拒否したらどうするの?」
「貴方は変わりましたね?奴隷に何か洗脳されたのでしょうか?貴方には一役買っていたのですが」
「聞いているのですが?私の質問に答えて下さい」
ヴァイオレッタはタロットカードを引く。
「number:six Lovers」
ヴァイオレッタは六番と書かれた恋人の意味を持つカードを引く。
相手を催眠にかけ洗脳し 相手の思考を読んだり記憶の改竄も出来る。
この能力で暗殺部隊ドライアドのメンバーにさせている。
「私に全てを捧げて下さい。醜いその姿で」
口裂け女は自分の裂目を触る。
ヴァイオレッタは口裂け女の思考を読む。
「私の部下でありながら奴隷に思い人がいるようですね?」
「はい....」
「醜い貴方には私しかいませんよ?その者はきっと裏切ります。それでは記憶を改ざんさせ洗脳を開始します」
口裂け女は、消えゆく記憶に戻るように叫ぶ。
淡い恋心は溶けていき、全てがリセットされる。
ボスに対しての疑問も何もかも。
口裂け女はエマを運びヴァイオレッタについていく。
「この能力が効かないのはルメールのみです。さらに彼女の方が洗脳能力が奴隷に強いですね。早く彼女を始末しましょう」
「はい....分かりました。ボス」