複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.562 )
日時: 2016/05/16 16:09
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「結局、僕の能力はどうなんの!?」

「……さっきの男が、能力を消す能力がある、矢城です」

「それじゃ、戻らないと……」

香川は恋色羽の腕を掴む。


「……離してよ!」

「やっと……出会えたんだ。私は……君に……」


「……覚えていない!お前なんか!」


「私の能力は瞬間的に物事を覚える事が出来る。私は、嘗て、ある能力者に出会ったんだ」

「だから何なのよ!僕、早く死にたいんだ!」


「……鍵のペンダントを君にあげた者の名前は、空模様 転生(そらもよう てんせい)」


「……!?……どうして知っているの?」


「私が出会った能力者は、前世の記憶を見せる事が出来る能力を持つ者だ。前世に見たのは、最初の君と鍵のペンダント」


「……え?え?」


「残念ながら、私に空模様と言う男の意思は無いが、空模様の記憶を完璧に受け継いでいる」



「どう言う事なの?」









数年前。



地下街に、香川はいた。



香川は教授になると言う事で、喜んでいた。

大山と香川は居酒屋で飲んでいた。

「大山さん。私もこれで、プロフェッサーです」

「そうだね。私も教授を目指して頑張るよ」




「すみません、相席宜しいですか?」

「構いませんよ」


大山と香川の目の前には、矢城ともう一人の女性がいた。


「どうも、私の名前は矢城です。相席しか空いてないらしくてね。申し訳ない」

「私は、清水 桜(しみず さくら)と言います」






四人は仲良くなる。



そして、清水は能力を見せる。

「私の能力は、前世を見せる能力です」




そして、香川は前世を見る。