複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.566 )
- 日時: 2016/05/17 15:48
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
未確認生命体の王はシーザーと話していた。
「……前々から様子見はしていたけど、遂に実行するのかー……」
「この状況で、まだ見守るつもりですか?」
「いやいや、やっと……ね?」
「……?」
オベルムントは暗殺部隊 ドライアドのヴァイオレッタに連絡する。
「どうしたのですか。オベルムント」
「……遂に、サディスクラブが……動きますよっ」
「そうですか。非常に厄介ですね。王の動きを見てから判断します。もしかしたら全面戦争もあり得ますので警戒をしてください」
「は、はい!」
オベルムントは蹲る。
「……怖い」
シーザーは、姿無き虎の本拠地に向かう。
「うわっ……巨人だ!」
「皆、避難するのよ!」
「何で、こんな所に来るんだ、テロリスト!」
人間達はシーザーに怯える。
姿無き虎の本拠地には誰もいなかった。
「ならば、世界政府の所へ行くしかないな」
しかし、多くの機動隊がシーザーを囲む。
「……大型アンドロイド!無駄な抵抗はやめろ!」
「違う!私は伝えたい事があるだけだ」
そこに、暗殺部隊が現れる。
「彼はアンドロイドで名前はシーザーです」
「ファントム君、こんなに大きいアンドロイド見た事無いよ!」
桐生は霜月に電話する。
「また、ハズミちゃんと遊んでいたの?」
「……後で来るね」
芽小折は、真っ先にシーザーに向かう。
「フォルムチェンジ!アダンソンハエトリ!」
芽小折から、雲が現れ、雲で出来た巨大な蜘蛛が現れる。
「アンドロイドは、人間を支配する危険がある為、撲滅を開始しますのだ!」
シーザーは叫ぶ。
「私は戦う為に来たのではない!サディスと言う者達が、この世界を滅ぼすのを忠告しにきただけだ!」
ファントムはシーザーに向かう。
「シーザーさん、これは宣戦布告と言う事で宜しいですか?」
「……え」
人間達は、騒ぐ。
「やっぱり、未確認生命体やアンドロイドは私達を消すつもりだわ!」
「撲滅!撲滅!撲滅!」
「どうして、あんな不確かで、異形の奴らが生きているんだ!」
桐生は機動隊に撃つように命令する。
シーザーは、悲しい雰囲気を出しながらその場を立ち去る。
「シーザーを尾行しましょう。ドゥームチェンジ、ステルス。見えない物が大切な物とは限らない」
暗殺部隊は、姿を消しシーザーに尾行する。
機動隊は、政府に連絡。この情報は世界中に広まる。
シーザーは呟く。
「私はただ、人間を危険な目に合わせない為忠告しただけなのに。……まさか、戦争になるんじゃ……それだと、この国の二の舞だ……」
シーザーは、千石が参加した負け戦を思い出す。
「どうして、私の事を信じてくれないんだ。姿無き虎も何処へ行ったのか分からない……。あの王がまともに……実の兄、サディスを更生する訳が無い……。このままだと、人間達が、未確認生命体達が……」
一方、バベルの塔は。
社長代理の大嶽が社長として仕事をしていた。
フリューレは話す。
「大嶽......人間ガ、騒イデイル」
「……未確認生命体が何か、したらしいな。我々の管理対象は未確認生命体は入っていない。未確認生命体も、我々に攻撃しないだろう」
「....ドウシテ、分カル?」
「貴方は違うが、我々を創りだしたのは、他でも無い未確認生命体だからだ」