複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.574 )
日時: 2016/05/17 20:25
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

ラビーは、上から人形を大量に落とす。

「少しでも触れれば、貴方は人形!」

「言っておくが人形なのはお前だ」

「何言っているの!」

サラマンデスは、人形を避けながらラビーに近づく。

「王に従う事しか出来ないお前は人形だ」


ラビーはサラマンデスから離れる。

「……そんな訳無い!」

「人間と同じ道を歩み、欲に負けたお前に負ける気等無い」


サラマンデスは、人間を遥かに超える腕力で盾を投げる。


ラビーは避けるが、サラマンデスは次々と鱗で盾や剣を生み出し投げる。



ラビーは、触れて人形にするが勢いは止まらない為、大ダメージを受ける。

「きゃあああああ!!!」




ラビーは、飛行能力を失い地面へ叩き落とされる。



ラビーは砕け散る。




下の人間達は騒ぐ。

「空から、人形と赤い鱗と死体が落ちて来た……」


「……この鱗って、英雄サラマンデスの鱗じゃ……」

「サラマンデスは、伝説だろ?昔の人々が創った妄想のはず」





サラマンデスは、人間達の声を聞く。


「信じる事も出来ない、愚かな種族め、醜い。こんな種族を何故、シーザーは救おうとする。理解に苦しむ」



「君だって、人間を信じていないじゃないか」



サラマンデスの目の前には、宙に浮いたセドが現れる。


「ラビーが死んで能力が解けたか。俺は、人間を見続け、人間と言う生物を完全に理解した上で、信じる事を辞めたのだ。だが、奴等はどうだ。何も分かっていない未熟な無知の存在で、数は多いだけの種族と言うだけで一番上の種族だと思い込み、崇めるべき我らを追いだした。人間が得るに相応しくない超能力で」


「まあ、いいや。僕はとても憤怒しているんだ。その分、ストレス発散させてね?」


「中々の気迫。さすがは、腐っても同類と行った所か」


「行くよ?」


セドは、サラマンデスの足を蹴る。


サラマンデスはセドの首を絞める。

「俺の握力はどうだ」

「良いダメージだ。程良く、僕の能力のメーターが温まってきているよ?」

セドは、サラマンデスの目に向かって唾液を出す。


サラマンデスはセドを下に投げ、唾液を避ける。


セドは落ちながら笑う。


「良く避けたね。その唾液は、発火するんだ!」



サラマンデスは、鱗をセドに向かって大量に落とす。



セドは、全部鱗を受ける。


「ああ……最高のダメージだ。僕は、我を忘れて興奮するよ」


「お前と遊ぶ暇は無い。罪人は罪人らしく地面に寝そべっていろ」