複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.591 )
- 日時: 2016/05/20 14:26
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
「冤罪かい?まあ、俺は気付いていたけどね?」
「お前は……」
「無線だよ、警察や暗殺部隊のやり取りがそのまま、聞こえちゃうんだぜ」
天竒は左腕のサイボーグ部分を起動させ色々弄る。
「俺はロンギヌスと言う、反警察組織のリーダーだ、迫害される君を救いに来た」
「そうか……我は問題無い。それより、城鷹が」
「大丈夫、奴等も学校には手出しは出来ないはずだ。今まで、暗殺部隊が公共の場に出た事は一度も無いからな!少なくとも、下校時間までは安全と言う訳だぜ」
「お前を信じていいんだな?」
「当たり前だぜ、それじゃ、ひとまず俺についてこい!良い休憩場所があるんだ」
霧ノ宮と天竒は、ある仕事場に行く。
「此処って……何だ!」
「急にテンション上がったね。一緒に盛り上がろうぜ!」
「ちょっと、あまり騒がないで下さいよ……」
「相変わらず、死にかけているな、狙場さん」
此処は、狙場の職場だった。
狙場の傍には、乾が踊っていた。
「私、お茶入れますね……」
霧ノ宮は、刃が真っ赤な両手剣【ゼロ・エデン】を出現させる。
天竒は驚く。
「ビックリしたぜ……。これで、さっきの追っ手倒せたんじゃない?」
「一対ニでは、分が悪すぎるだろ!」
「冗談だよ、そこまで怒るなよ。そうカリカリしたって、時は過ぎるんだ!」
霧ノ宮は、無視して窓からの景色を見る。
「狙場、御法川さんは?」
「……画面の中だ」
「二次元に行ったのか?へぇ〜……」
「違ぇよ」
霧ノ宮は画面に触れる。
「今無き青い星……?」
「いや、分からない、御法川先輩は、普通に記事の編集をしていただけなんだ」
天竒は近くにあった回転椅子に座る。
「巻き込まれたか。全く……警戒が足りていなかったのかよ。それに、警視総監が独断で創り上げた極悪犯罪者隔離施設の記事も、未発表のままだしよ」
「あの人は、書きたい時に書いてましたもんね……」
乾は、お茶を出す。
「粗茶ですが」
霧ノ宮は、飲まず、天竒は気にせず飲む。
「天竒、そのサイボーグの部分……」
「俺は、合法サイボーグ。サイボーグ部分はスタイリッシュで、オシャレだろ?」
「違法じゃないなら、別に疑う余地は無いが……」
「狙場、近日中に、施設の発表頼むぜ」
「……面倒だ」
「乾、とりあえずやる気を狙場から出させてやってくれよ?」
「ええ……」
「霧ノ宮、休憩は終わりだ。ロンギヌスの拠点に向かうぜ」
「分かった……けど、そこで何をするんだ?」
「アンタの両親について、調べるんだよ」