複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.593 )
日時: 2016/05/20 16:44
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

夜城の両親と、全く関係ない妖精が連れされた後の映像には、霧ノ宮の両親は出てこなかった。

「……と言う事は、今も逃げていると言う事か?」

「そう願いたいぜ……」

「どう言う事だ?」


天竒は、あるリストを見せる。


「未確認生命体は、奴隷でも良く売れるんだぜ。施設じゃないなら、奴隷かもしれない」

「……そんな馬鹿な話があるか!」





「こんな状況を創りだしているのは、警察だ。奴等が、地下街を見て見ぬふりをするからこうなるんだ!あいつ等全員、頭がバグっているぜ」



「まあ、ごく一部だと思うけどな。まともに働いている者はちゃんといる」


「俺はボランティアだけどな」

「……分かったから、とにかく我の両親を探してくれ。両親も危ない」

「その前に情報をくれよ。さすがに、妖精だけじゃ、無理があるぜ?」

「我も、この写真一つしか知らない。後は、一人で育っていたからな」


「……成程、今も昔も変わらず、ぺチャパイだな?」

「…………今『ペチャパイ』という単語が聞こえたが気のせいだったのか?明らかに聞こえたんたがな〜?言った奴名乗らないと我の剣でお前を切り刻んで殺るぞ?」

「天竒ジョークだぜ、まともに答えるな、しかも、お前って言っているから、一択だし。まあ、貧乳なのは事実だけどな!」

「この野郎……!」





暫く落ち着いてから天竒と霧ノ宮は、外に出る。


「さてと、夜城君から連絡があって……」

「早退だ。全く……まともに学校に行くと思ったら!」




天竒と霧ノ宮の前には、大量の人々がいた。



「此処は、陸田組の縄張りだ。お前等なんかのモンじゃねー」


「天竒。誰だ、このチンピラ」

「陸田組の組員だ。まあ、雑魚しかいないぜ。だが、数が多いから、半数は頼む、霧ノ宮。俺は、人を殺したくないんだ!」


霧ノ宮は、刃が真っ赤な両手剣【ゼロ・エデン】を出現させる。



天竒と霧ノ宮は陸田組と闘う。



「エデンの煌めき!」


霧ノ宮はゼロ・エデンから衝撃波を放ち、組員達を気絶させる。




「おい、一対一で戦おうじゃないか」

「これだけ、大勢で来たのにか?」

「これでも、メンツはあるんだ。俺の名前は坂本。一応、組長代理で、此処を仕切らせて貰っているんだ」

「アンタが、警察と取引して覚せい剤の横流ししていたんだな?」

「……そうだ。USBメモリを返してもらおうか?退院早々、お前のせいで、気分が悪いからな」




坂本は、大ジャンプをして目からビームを出す。


天竒はビームを避ける。

「目からビームなんて、面白いぜ」


天竒は坂本が下りてくるのを待つ。


坂本は地面に着地する。



霧ノ宮は、ストレス発散するように、敵を気絶させまくっている。



「俺は、改造したんだ。完全無欠なアンドロイドだからな。超能力を得る事なんて簡単だ」

「完全……?」