複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.594 )
日時: 2016/05/20 17:28
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「お前ら、下等生物とは違う。我々の判断が一番正しいのだ。良いか!良く聞け。俺は、秩序と混沌と管理に触れて来た唯一の存在だ!」

「……ん?」

「俺は完璧な秩序を目指す姿無き虎に所属し、完璧な混沌を目指す陸田組の組長で、そして、俺は完璧な存在であり、この世界の管理者、アンドロイドだ!」


「この世界に完全なんて無いんだよ!完全な、完璧な人間なんていないんだ!
そう言えば『我らは完全だ』なんて言ってるアンドロイドがいるらしいがアンドロイドだって完全じゃ無い。と言うか『完全なアンドロイド』って何だ?精巧に作られてる?人間に凄く近い ?そんなんじゃない。機械も完全じゃ無いんだよ。壊れるし暴走するし、バグるだろ。まぁ俺はアンドロイドが良い意味でも悪い意味でも『純粋』だとは思ってる。制作側のオーダーに従うだけだからね」


「制作側……?俺は自分の意思で動いているんだよ!」

「果たしてそうかな?アンドロイド、所詮、誰かに設計されたプログラムだぜ?」


坂本は、構える。


「俺の能力は、体からビームを出す事だ。この身を滅ぼして、お前を殺してやるよ!」

「これでアンタと俺は同じになる。能力停止!!そしてこれでも喰らえっ!レーザーキャノン、サンダーフォール3000!!」




坂本は、体を貫通して倒れる。

「おーい、ん、また殺しちまったか。誰か出てくると困るし構えとこ。能力停止、解除」


霧ノ宮は、組員を全員気絶させる。


「何処が、半数だ!ほぼ、我にやらせるな!」

「まあまあ、早く迎えに行かないと、警察が始動するぜ」


霧ノ宮と天竒は、学校へ向かう。






坂本は、起動する。


「……また、修理しないとな。大神さんなら、大丈夫か。ふふっ!俺は何度でも蘇る、何故なら、完璧だからだよ」



坂本の後ろに突如、何かが現れる。


「おい、そこの自惚れ。作られた分際で騒ぐな」


「……何だ、お前は」


「俺は、神。完璧ではないが、最も、完璧に近い者だ。ほぼ完璧の俺なら、こんな世界、直ぐに管理出来る」


「何を言っている?」


神は坂本に触れると、坂本は崩壊する。


そして、坂本の部品が神の中に取り込まれる。


「……機械の数が増えたから、憑依する幽霊の数も増える。さて、其処ら辺の、幽霊でも探すか」