複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.595 )
- 日時: 2016/05/20 18:12
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
霧ノ宮と天竒は、学校へ行く。
すると、夜城が猫を抱えて霧ノ宮を待っていた。
「零奈さ〜ん!どうして、ぼくは此処で待たないと駄目なの〜」
「警察が、来るからだ。で?その猫は?」
「ああぁ〜!猫ちゃんだ!可愛いな〜!何時の間にか、ぼくの腕の中で眠っていたんだね!飼いたいな〜!」
「……わざとらしいとかの問題じゃないよ?」
「この少年が、夜城君か?」
「ぼくは夜城 鷹臣!能力は……皆に怖がられちゃうな〜。ぼくは君をまだ信じられないから言わない!ぼくのこの発言で攻撃してきたら殺してしまうかもしれないね♪」
「俺は寛容だから、ボコボコにはしないぜ。だって、ボコボコにしたら、殺しちゃうからだぜ!」
「張り合うな。天竒。城鷹く〜ん?この人は、我々を守ってくれるから、信用するのよ!」
「うぅぅ……城鷹くんって呼ばないでぇ……」
「……お、電話だぜ」
天竒は電話する。
夜城と霧ノ宮は猫を連れていくかで議論する。
「僕は連れて行きたいな〜。うん、これは運命だよ!」
「駄目だ、足手纏いにしかならない!」
「名前だって考えたんだ!え〜と……スサノオノミコトとか!」
「……もう、ちゃんと責任取れるのか。猫だって命があって大切な存在だ!」
「大丈夫だよ!」
「根拠を……教えろっ!」
天竒は笑う。
「よし、これで十分、警察にダメージを与えられるぜ」
「何かあったのか?」
「あの件は……」
霧ノ宮は天竒の口を塞ぐ。
「城鷹には教えていない!」
「先に言ってくれよ!ビックリしたぜ!」
「……何?ああっ!猫ちゃん、逃げないでよ〜!」
「あの件は、後回しだ」
「どうしてだ?」
「それどころじゃ無くなったからだぜ」
世界中にサイレンが鳴り、未確認生命体がこの世界を滅亡させる事を宣告した事を告げる。
この国でも、一時混乱になるが、ニュースでは被害の心配は無いと言う報道がされ、人々は安堵した。
天竒は、巨大なスクリーンでニュースを見ながら呟く。
「本当に隠蔽が好きだぜ、この国は」
天竒は、スマホを出す。
「ちょっと、これからも連絡したいから教えてくれ」
「分かった。……それどころじゃないってお前は何をするんだ?」
「警察に一撃を与えるだけだぜ。ロンギヌスの槍をな」
天竒は、近くにあったバイクを盗み、乗り走り出す。
「15の夜?」
「いや、26の昼だ。それより、やっぱり猫は……」
「今って昼だったんだ!」