複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.602 )
日時: 2016/05/21 16:18
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「あれは、人間では無い!化け物だ!」


そう言って、人間達は未確認生命体を撲滅対象として見る。


未確認生命体のリーダーであったサディスは、人間には攻撃せず、話し合いを行い、平等を求める事になった。


しかし、人間による迫害は、収まらず、未確認生命体も、人間の不信感を募らせていた。


そして、王はサディスに向かい叫ぶ。


「お前のせいで、こうなったんだよ?誰も、お前の事を求めていない。ねえねえ、此処からいなくなってくれる?」


ハーデスは王を見る。


「相変わらず、無計画に何を言っているのですかね。サディスとは違い、全くの身勝手の貴方に何が出来るんだ。私の実力を知っての発言でしょうか」


「あの時とは違うよ。僕は、進化する」




サディス達を王は、テレポートさせる。



「やっと、邪魔者はいなくなった。何が、平等何ですか。我々の方が、上に決まっているのに。さて、我々は、人間を監視します。間違った方向に向かう場合のみ、我々で対処しましょう」

「今までの人間の行為は卑劣なモノです。罰を与えるべきでは?」

「ん?……いや、人間はまだ未熟だよ。あの脳味噌未発達軍団の成長を見守るべきだよ!」

「そうですか……」

「そう、そして、これからは僕の事を王と呼びたまえ」

王は、実際、人間の事を考えておらず、サディスが二度とこの世界に来れないように結界を張った。



サディス達は、別の国にいた。


そこでは、まだ人間と未確認生命体は共存していた。



「王が確認出来ていない地域を平和にしたのち、弟の所へと向かおう」






しかし、サディス達は人間達に何度も裏切られ、迫害にあう。





そして、気付けば全ての地域で差別が行われていた。






そしてサディスは、変わって行く事になる。







ハーデスは、サディスに語る。

「やっと、私の言葉が理解出来ましたか。私は随分前から人間は滅ぶべきだと考えていました」

「信じられるのは私の仲間だけだ!」



シーザーは、ハーデスにシーザーブレードを向ける。


「ハーデス。何をしている……!」

「油断や慢心はない。確実に、そして完璧に全ての組織を葬り去る。それがサディスのお望みであるなら、私はそれを忠実に実行するのみ」

「……サディスが……そんな事を言うはずが無いだろ!」

「あまり下品な表現はしたくないのだが、あえて言わせていただこう。正義などクソ喰らえだ」

「ハーデス、お前が人間達の心を操作したのか?」

「私は、時計の針を早めたに過ぎないのだ。あんな下等生物と共存等、出来る訳が無い。それを、サディスはやっと認めたのだ。異論は受けつけぬ」



サディスは二人を止める。


「シーザー、今回はハーデスが正しいんだよ」

「その通りだ。人格者サディスや、英雄サラマンデスの恩を忘れた人間に慈悲はもういらないのだ」




そして、シーザーはサディスクラブから抜け出す。


さすがのサディスとサラマンデスとフレデリックも驚く。



「どんな人間の心にも闇はある。人の心は脆いものだ。それを私が直々に教えてやろう」

フレデリックはハーデスの行動に疑問を感じ止めさせようとするが、サディスがフレデリックを止め、ハーデスの行動を信じた。




ハーデスは、人型アンドロイドを作りだし、人間の世界に送り込む。


「実験を開始する。全てのアンドロイドの総指揮は、創造主と呼ばれる私の最高傑作が執り行う」

「これでどうなるんだ?」

「アンドロイドの存在に気付く人間は、我々と同じようにアンドロイドを撲滅しようとするのであろう。もしくは、利用すると行った所である」

「人間は醜いね」

「その通りだ」


フレデリックは反対する。


「そんな非人道的な事、僕は……」



「サラマンデスが帰って来る。フレデリック、調理を頼む」


「うん、分かった……」





そして、ブライアン、アドルフ、藍楷、HNRΩ等のアンドロイドが人間の世界に降り立つ。


目にはカメラ機能があり、ハーデス達は人間の世界を見ていた。