複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.625 )
- 日時: 2016/05/25 16:01
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
第五十五章 名も無き覚醒
ある研究所で、ある男が働いていた。
「ああ、神谷さんですか。どうしました?」
男は、電話で神谷と言う女性と話す。
「……ねえ、天才と言えば、誰だと思うかい??」
「急にどうしました?」
「面倒だから、一度しか言わないよ〜!」
「……貴方も、そうですけど、世界を動かせる名も無き天才博士と助手のエリアス。自殺した菱刈博士。そして……レイル=ペッグです」
「レイル=ペッグ?……聞いた事が無いね」
「俺にも、分かりませんけど、彼はモルドと言うアンドロイドを、たった一人で創り上げたんです」
「それじゃ、その人はアンドロイドだよ。アンドロイドなら、一人でも作れる!」
「……確かに、レイル=ペッグと言う人物は、経歴が不明で、どう言う経緯で、モルドを創る事になったのか、分からないですよ。たった、16歳位で」
「……16歳で?本当???」
「分かりません……。ただ、モルドを失った、あの国は名も無き反乱軍のイズによる反乱で、無くなりましたからね」
レイル=ペッグ。その名前は、アンドロイドを制作する科学者にとって、知っておかないといけない人物の一人である。
ある国で生まれた、レイル=ペッグは、幼少期からアンドロイドの設計図を書き、人々を凌駕していた。
アンドロイドを創れなかった理由は、その国に、十分な機材も無く、幼少期のレイル=ペッグにはいくら天才でも制作は不可能と国が判断したからだ。
しかし、レイル=ペッグは時計や金属のゴミ等を使い、女性のような小型ロボットを発明。
レイル=ペッグの能力は、電子の翼。ホログラムのような翼が生え、彼に触れた者の弱点を解析し、死なない程度の攻撃をする。
小型ロボットも、電子の翼を生やしていた。
しかし、小型ロボットは、辺りを危険と判断し、電子の翼で人々を殺傷する。
小型ロボットは、国の手に渡り、レイル=ペッグの価値ある頭脳に気付く。
レイル=ペッグは、小型ロボットを失敗作と考え、改良し、自分の合図のみで、電子の翼や戦闘能力等を発揮出来るようにした。
レイル=ペッグは、いつもニコニコ笑顔で不気味に笑っていた。
レイル=ペッグは、十代の若さで国の科学者として働く事になる。
そして、レイル=ペッグは、人の心の研究をしたのち、モルドを姿無き虎の所へ行く事になる。
ペッグと、月丘の関係は、ゲームの今無き青い星からの知り合いの為。近況報告をする仲でもあり、月丘はモルドを歓迎した。