複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.630 )
日時: 2016/05/25 19:15
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「で?今は何を……」

「暇だからね、機士とか創ってるよ。この世界は、中々、珍しい物質とか、生命体とかいるから、驚きだよ」

「結構、軽いですね。前の世界に戻りたいとか……」

「照山さえ、いれば良いよ。どんな世界でもね」


「成程。……しかし、私はこの世界を壊したいんですよ」

「……壊す?」


「そうです、このメンバーなら壊せますよ」

明明と夢夢が決めポーズを決めながら、ペッグを見る。


「と言うか意外に、若いね〜。成長してないみたい!」


「あ、16歳位で成長が止まってしまうんだよ、ボクは大人になれないんだ」



「へぇ〜、凄いね、何か。成長しないなんて!」




「この世界を壊すってどう言う事だい?」


「その答えの通りです。私は、世界を壊します。滅亡はさせませんよ。私には、あそこまでの力はありませんから」



「何の為に?」



「……そんな事は、どうでも良いです。世界を壊す前に前の世界を知る人に会えて良かったです」


「……何か、キミ、重いよ?」


「出来れば、貴方も協力してもらい……」


「無理無理、ボク、暇じゃないよ?色んな細胞を、増殖しないといけないし」


「……そうですか。まあ、良いです。結果的に、世界は何事も無くなりますので」



「それなら、良いんだよ。ボクは、照山を探しに行かないと」





ペッグは、外に出る。




直、ロンギヌスとアンノウンの闘いの範囲は、立ち入り禁止になっている。


アンドロイドが暴れている為と言う理由をつけて。






未確認生命体への迫害は減ったが、その分、アンドロイドへの迫害は増加していた。







ちなみに、戦争は実際に減っている。同盟国が対サディスクラブ用に配置した核爆弾を元に戻す間は、休戦にしているからだ。



イズ、暗殺部隊 ドライアドによる反乱で、女性主義が確立された国が幾つか立ち上がる。

フリーランスの暗殺部隊が代表者を暗殺しようとするが、暗殺部隊ドライアドにより、防がれていた。




この国々にも、サディスクラブが平等を求めたが、聞く耳を持ってはいなかった。


サディスクラブは、未確認生命体との差別の撤廃を最優先するべきと判断し、後回しにする。









地下街は、今も存在しており、違法な取引が行われているのが現状。






ペッグは、地下街にいた。



「シーザーの場所が分からないんじゃ意味が無いねぇ。此処は、照山の居場所を教えてくれる情報屋が良いね」





ペッグは、安藤と言う人物を探すが見つからない。


「運が悪いなぁ。今日の運勢、第一位だったのになー!当てにならないよ、朝のアレ」






ペッグは、モンスターショップに行く。



モンスターは、犬や猫と同じように飼われている。ただ、かなり高い。





「へい、今日のお勧めはドラゴンです」






ペッグは、色んな細胞を機士の元にする為、モンスターや人間を購入する。

ちなみに、人間は奴隷にせず、解放する。モンスターは、ペットにしている。


直、成長すると言語が分かり、人間の言葉を話す場合がある。

実例は、施設にいたスライム、ダイラタンシー。


だが、モンスターは、施設入居対象なので、迂闊に外に出すと、警視総監により、連れ去られる。







ペッグは、細胞の組み合わせを楽しみながら、機士を創っていた。





ペッグは奴隷屋にも行く。



「今日は、この男性がお勧めだよ。まあ、此処は男性専門だからね」



すると、エマがやってきて、男性を一人購入する。


「ええ、ストレス発散に......!ある人物が全然見つからなくて、人一人、殺せていないの!早く、分解して、血が見たいわ」





エマは、男性を引きづり、その場を去る。




ペッグは、ある人物を見る。


「キミは、ロンギヌスにいたよね?」



「……ええ、でも、強制脱退されました。……何もしていないからって……。名前がカッコよかったから入っただけですよ?何かのサークルかな〜って思ったら、こんなに重大な組織だなんて思いませんでしたよ!」





「何で奴隷に?」



「連れ去られたんですよ。強制脱退されて、ショックで、貧民層街でヤケになりましてね。この様ですよ。妻も子供もいるのに……」




「キミ、能力は?」




「熱を下げる能力です。ご飯とか、食べる時、私は猫舌なので、とても便利な能力ですよ」



「職業は?」


「職業は、メカニカル・ドクター。メカドックです」


「何か、懐かしいなぁ。何か役に立つかも知れないね。この人、買うよ」



「えええ!!??」



「大丈夫だよぉ、解放して、妻の所へ帰してあげるから。……会えるなら、会えた方が幸せだからねぇ」





「……あ、はい!」