複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.633 )
日時: 2016/05/26 17:14
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

香川の目の前に、ブロッサムが現れる。

「あの、他の患者さんの所へ行くなら許可をお願いしますか?」

「すまない、次から気をつける」


香川は、その場を去る。





一方、ペッグはロンギヌスとアンノウンの闘いを見ていた。




ほとんどの街が崩壊しており、混沌に満ちていた。





ファントムは参謀役で、自身は動かず指示をしていた。


普通の人間には、無茶な指示だが、暗殺部隊アンノウンに不可能の文字は無い。




だが、ロビンソンは激怒する。



「お前、俺に死ねって言っているのか!」


「駒風情が、騒がないで下さい」


「この野郎、年下に指示されるのがこんなに不愉快とはな!馬鹿!」

「馬鹿は良く吠えますね、早く、ボクの駒として死んでください」

「……俺がそんな簡単に死ぬか!」






ファントムは、テレパシーの能力を暗殺部隊アンノウンに広げていた。






ロンギヌスのメンバーは、アンノウンに押され、死者も出て来ている。


天竒は、ロビンソンと闘っており足止めを喰らっていた。


「少しは、ロンギヌスの槍に相応しいメンバーを揃えたつもりだったんぜ?アンタが邪魔しなきゃ、こんなに長引く事も無かったのに。おかげで、腹ペコペコだぜ!」



「……その余裕。腹が立つ。まだ、秘策があるって感じだな。この野郎。……言っておくが、時間稼ぎなんてしないからな。参謀役の言う事なんて聞かないから、俺はお前をこの場で殺す」




ロビンソンの能力は、何かに、鍵を掛ける事。ドアでも、忘れたくない記憶でも、何も見たくない目でも、全てに鍵を掛けられる。



ロビンソンは全てのカメラに鍵を掛け、起動しないようにした。




ロビンソンは、嘗てこの能力で、鼻、口、目、耳に鍵を掛け、大量の攫い屋達をこの国で窒息死させていた。



そして、施設行き。後に、桐生と共に暗殺部隊に入隊する。





ロビンソンは、施設で実験され、幾つもの、強化人間にされてきた。その為、パワー、スピードが途轍もなく速い。しかし、疲れやすいのが欠点。








「お前のせいで、私の魅力的な能力が使えないじゃないか!」


「それにしても、戦闘にスーツっておかしいぜ?笑っちまうよ」


「……確かに動きづらい、だが、どうでも良い。俺は、鍵を外せるからな」





ロビンソンは、スーツの袖を上げ、大量に刺さった鍵を半分くらい抜く。





「私は、人殺しと妹が大好きだ」





ロビンソンは、天竒を殴ろうとする。


天竒は避け、天竒の左腕からレーザーキャノン、サンダーフォール3000をロビンソンに向け発射する。


ロビンソンは、大きく横に避ける。





ビルがサンダーフォール3000に当たり、ビルが倒壊する。




「ビルの倒壊って懐かしいな。星空の時以来か」



ロビンソンは、天竒の方に向く。





ペッグは、天竒の様子を見ないで、死体を集めていた。


「……是非、アンノウンの死体が見たいねぇ」