複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.637 )
- 日時: 2016/05/27 18:11
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
「……しかし、こんな所に万屋を建てるなんて……。随分、中途半端ですね?」
万屋が建てられていた場所は、普通の住宅地だった。
貧民層街、富裕層街にも属さない普通の街が存在しており、貧富の差が広がる今、普通の街は少なかった。
普通の街は、元々貧民層街だったが、暗殺部隊により治安が良くなった所が大半である。
なので、普通の街には交番も、病院もちゃんとある。
「この場所に想い出があるんだ。良くも悪くも.....」
立花は、過去を思い出す。
卯敷は立花と万屋の中で話す。
「白咲の居場所は何処だ?」
「この範囲だ……。仲間が千里眼の能力を持っていたので確実だ」
「特徴は何だ?」
卯敷は特徴等を熱弁する。
「とにかく、笑う顔がうざい。イライラするんだ」
「それでボコボコにやられたんだ?あたしなら少なくとも油断はしなかったな!卯敷の敗因は油断だ!後は予測を決定しすぎ臨機応変に行動するべきだ!あたしなら見事に討伐出来たよ」
「……この傷でもう十分過ぎる程、分かっているんだ。改めて言うなよ」
「男のくせにいじけるな!良い事あるって」
「さて、先にお代を払うよ」
卯敷は、料金を払う。
立花はガンマンの様に拳銃を手で器用に回す。
「卯敷!刑事物のドラマは好きか?」
「まあ、好きと言えば好きだな。特に、パートナーと言うドラマとかな」
「あたしは推理重視より銃撃戦重視なんだよ!西部劇とかの映画とか銃撃戦の迫力が凄いんだ!」
「……それで、かなりの拳銃を所持しているのか?」
「あたしの素晴らしい能力や才能にも関係あるけど拳銃を大量に所持しているのは昔拳銃を破壊され死にかけたからなんだ」
「そうか……」
すると、新しい女性の依頼主が現れる。
「いらっしゃい。今日はどうした?」
「え〜と……浮気相手を殺して欲しいんだけど……地下街は怖くて……でも、此処なら悪党を討伐してくれると聞いたので」
「口コミって怖いな!.....ん?今はネットか!それより浮気相手が殺すに相応しい人間か聞くよ?」
「あ、はい」
卯敷は質問する。
「俺の依頼は?」
「男なら我慢しろ!ちゃんと違法サイボーグなんて分解してやるから待ってろ!」
「……分かったよ。とりあえず俺は雑用をするから」
「.....客にそんな事させる訳にいかないぞ?勝手に余計な事をするな」
「何もしない訳にはいかないだろ?人に人殺しをさせるんだから……それなりに、俺も何かしないと」
「勝手にしろ.....訳分かんねぇ奴だな」