複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.638 )
日時: 2016/05/27 19:04
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

卯敷は雑用をこなす。



「それで、殺してくれますか?」

「坂田!人の命は重い!一時的な憎悪だけでは金が足りてもあたしは引き受けない!ちゃんと罪の覚悟を知れ」

「……そうですか」



女性はその場を立ち去る。


卯敷は、顔の火傷を鏡で見る。


「……これも個性か」





立花は卯敷の元へ行く。


「店は一旦閉店した!白咲を討伐する」


「俺もついていく。万が一の為に……」


「あたしの事を心配なんてしなくて良いんだぜ!あたしは悪党を必ず殺してあげるからな」

「……思ったんだが、ボランティアにはしないのか?」


「この世界の人達は人を殺したくなる程の憎悪を押し殺して生きているんだ。ボランティアにしたらあたしは何人の人を殺さないといけないんだ?

あたしは殺した人以上に人を救いたいんだ。必要なのはお金を出して依頼する勇気と覚悟だ」




「そうか……俺はどうなんだ?いきなり殺人を依頼した警察関係者だが」



「警察にもまだマシな奴がいるんだな.....って思うくらいだよ!あたしは悪党を討伐するだけ」







立花と卯敷は、一旦卯敷の拠点へ行く。


「汚いなぁ.....貧民層街なんて久々に来た.....」





木の葉が貧民層街で舞い散っていた。



「そう言えば……季節ってあいまいだよな」


「そんなの....どうでも良いだろ!一年中咲く桜もあるんだから」



「こちらが、千里眼の能力を持つ紅葉もみじさんです。将棋が好きらしいですよ」



「宜しくお願いします」

可愛らしい少女が現れる。


「卯敷!ロリコンでは無いよな?返答次第であんたは悪党に成り下がるぞ」


「違うし、俺が悪党でも依頼と金が無いと殺せないだろ、俺を」

「別に悪党を見逃す程あたしは人間が出来ちゃいないんだよ!」



立花はニューナンブM60と言う拳銃を出す。



「おおっ……拳銃を向けるな!しかも、何か見た事ある拳銃だぞ……」


「警察関係者なら拳銃の名前くらいちゃんと覚えておけよ.....」


「警察もどきなんだって俺は……。それより、この子の他にちゃんと同居人はいるから。いずれも、政府等のモルモットにされた人達だけどね」