複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.641 )
- 日時: 2016/05/28 18:29
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
卯敷は話す。
「……だから、悪い人と一緒にいる事が駄目なんだよ」
「法は愛の前では無力です☆」
白夜はゲームをする。
「あれ?卯敷じゃん、どうした?」
「……斑?」
卯敷の目の前には、名も無き教団 幹部の斑と土田がいた。
土田は辺りを見る。
「……ひひっ。懐かしい匂いがしますね。機械が焦げている匂い……気分が悪くなりそうですよ」
卯敷と斑は高校の時の友人である。
「おい、どうした、その火傷跡。カッコつけてるのか?」
「違うよ、激闘の末の古傷、個性だよ」
白夜は鼻で嘲笑う。
「……」
「先生もどきが先生ぶらないで下さい☆気持ち悪いです☆」
斑は笑う。
「お前、先生なんだ。良かったなー、この子は教え子?」
「全然違います☆」
「違うって、お前、無関係の子供に何してんだよー。馬鹿だろ、お前!」
「……俺は更生させようとな……」
土田は話す。
「馬鹿は死なないと治らないですよ。俺は馬鹿でいたいんすけどね」
「……お前、最近どっかで見た気がするぞ?」
「気のせいでしょうね、ではさいなら」
土田と斑は去る。
「土田さん、指名手配者なんですから、もう少しちゃんとしてくださいよ」
「全くー面倒なんだよ」
白夜はゲームをしながら、白咲の方へ行く。
卯敷もついていく。
「ストーカーで訴えますよ☆」
「何で、あんな悪党に惚れるんだよ」
「簡単です☆私を助けてくれたからですよ☆」
「……あの戦闘バカが?」
白咲と立花は警戒する。
白咲は妖刀を立花に向ける。
「災いと言う言葉はこの刀に相応しい」
「今の時代は銃器だぜ?」
白咲は、足を上げ炎を噴射する。
立花は銃弾を撃ち、その銃弾を壁に形状変化させる。
立花はガンマンの様に拳銃を手で器用に回す。
立花は拳銃を白咲に向けて撃つ。
銃弾は、閃光を放ち眩い光の粒になる。
白咲は視力を一時的に失う。
立花は早撃ちする。
白咲の妖刀は勝手に動き銃弾を斬る。
「何だよ!あの刀.....ずるいぞ」
卯敷は闘いを見る。
「白咲……お前は……本当に悪党なのか?」
卯敷は白咲の元へ行く。
立花は予想外の卯敷の出現にイライラする。
「何だよあたしの事信じろよ.....あたしは絶対に悪党を討伐するんだ!」
「やあ、卯敷君」
「……白咲。お前は白夜 刹那を救ったらしいな。悪党のくせに」
「気分だよ、気分。しかし、君は死んだ者だと思ったよ。どうして生きているんだい?」
「生きるのに理由なんかいらない。そんな事より……白夜について詳しく」
とても細かい無数の銃弾は白咲が何処に避けようが妖刀が何処を斬ろうとも、銃弾は当たってしまう。
唯一、避けれる場所は卯敷の位置。しかし、白咲は卯敷が能力を使うと判断。
「……僕が黒獅子君以外に負けるとはね。やられ役は嫌いだよ」
白咲は、銃弾を浴びる。
妖刀のおかげで、大量に銃弾を浴びた訳ではないが、白咲が浴びた銃弾は体の中まで入り込む。
立花は笑う。
「討伐完了.....!」
卯敷は白咲を抱える。
「.....何しているんだい?折角あんたも恨んでいた悪党が死んだんだ!喜べ!」
「……白咲は、悪党だが、殺す程の悪党じゃなかったんだよ。……聞いた話だと、最近の白咲はちゃんと更生しているって言ってたし」
「悪党は悪党だ。悪党が変わる事なんて無いよ!それに殺しを依頼したのはあんただろ?」
「分かっている……悪いのは俺だ」
「何言ってんだよ.....悪いのはこの違法サイボーグだ!
あんた一回半殺しにされてんだぞ....こいつに!何で同情なんて出来るんだよ」
「誰にだって慈悲は必要だ。俺は……過去を踏み未来に進もうとする白咲を……」
「犯罪者は悪だ!犯罪者は消さないといけないんだ!一人残らず!」
卯敷は連絡する。
「……この地域でも救急は駆けつけるだろう」
「チッやっぱりあんたとは気が合わないな.....それじゃ」
立花は万屋に戻る。
すると、斑と土田が店の外で待っていた。
「……やっと、来た……意外に胸が大きいね?」
「目の前で言っちゃ駄目ですよ、斑さん」
「客かい?今店開けるから待ってな」