複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.653 )
日時: 2016/05/31 17:48
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「マスターに無許可で外出してええんか?」

「マスターは寛大ー!だーいじょうぶ!しかも今は大好きな女の子を追っているよ!」

「なら、ええわ。でも今仕事する気分や無いけどなー……」


「わーん!早く一緒に警視庁に行きたーい!」

「分かったで……全くお師匠様ももう少し周りが見えていればな……」





すると天竒から連絡が入る。

「なんや、お師匠様!」

「狩峰 鈴をアンタの元に行っているはずだけど問題無いか?」

「大丈夫や、今は……。何で鈴を解放したんや」

「アンタが鈴と行きたいって行ったからだぜ」

「だからって無許可はあかんやろ。マスター大丈夫か?そう言えば義弓は?」


「義弓は別の用事で頑張ってもらっている。少し前に幽霊騒ぎがあっただろ?その犯人がゲーム内で活動している翡翠の歌姫だとか言ってな」


「わー!呪いだ!呪いのゲームだよー!」


「喜んで言うんじゃないぜ。呪いに関して警察は不振な動きをしていたからな。義弓はそっちを調べているんだ。アンタ等は陸田組と警視総監のスクープを取りに行くんだぜっ!!」


「お師匠様も気合が入っとるなー。まあアンノウンが姿無き虎と戦闘中やし、チャンスはチャンスやけどな。でも、今はそんな気分やないねん。友達が結構な……」


「……人生は気楽に行こうぜ」





「しょうがないなーもーやるよお師匠様!情報集めでしょ情報集め。いーですよ!やりますよ!警視庁行ってきますよ!」」








狩峰と疾風は警視庁へ行く。






時同じくして、孤児院。




孤児院では薬師寺 百々子の自殺について報道記者が責任者に質問していた。





そして、扠武澤と姫哭が何かの準備をする。


「......警視庁の資料室に行くぞ、扠武澤。親を殺した奴を更生させてやる」

「暴行でも犯罪だからな?身を守る事は別に良いけど……少しでも」


「.....黙れ。もうお前の気持ちなんて分かりきってんだよ」


「お互い様だ。ダークプリンセス!」

「死ね.....!」



クロエは悩む。


「これって仲良いの?悪いの?全然分かんないんだけど……」






二人もまた警視庁へ行く。








疾風と狩峰は透明になる。


「はー!凄ーい!これ、男の子がー透明になったら性犯罪が増加するねー!」

「声聞こえるし、エロい考え方は捨てーや。全く年頃やな、もう」






疾風の能力は透明化。自分の身体と触れたモノが透明になれる。




透明になっても声、足音等は普通に聞こえる。




ちなみにこの世界では実際に透明になれる能力を持つ青年が、女性の風呂場を覗く等の事件が多発した事もあるが、いずれもただの変態。指紋等が普通に残っており、直ぐに逮捕された。
青年達のその後の人生は、淡い夢の様な現実と共に苦しむ事になるだろう。






疾風と狩峰は資料室に行く。



すると、同時に資料室の影の中から姫哭と扠武澤が現れる。




「はぁ〜!敵だー!」


狩峰は疾風から離れ、透明化を解除し能力を使う。


「召喚ー!ドラゴン3等級!この部屋の大きさに合わせたよ〜!」




扠武澤は狩峰を見る。


「資料室にこんな少女を警備に付けているとはな」

「扠武澤、お前は下がってろ」



姫哭は影を使いドラゴンを造り出す。


資料室の中は大量の棚のみがあり、ドラゴンに当たった棚はドミノ倒しの様に次々と倒れていく。