複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.655 )
日時: 2016/06/01 20:16
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

姫哭と狩峰と疾風と扠武澤は、警察が資料室に来る前にその場を立ち去る。




「紹介が遅れたわ。アタイは疾風 なみれ。ガトリングでボッコボコにしてやろうか?嘘だよ嘘。怯えさせる様な事して悪かったな、大丈夫だ安心せい 」

疾風は透明化していたガトリングを姫哭達に向けて笑う。

「……俺は扠武澤だ」

「はーい、狩峰 鈴だよー!」



「私は姫哭闇莉よろしく.......」





そして数日の間、彼等の情報交換が行われていた。





扠武澤はクロエと本を読む。


「……眠い」

「あ、そう言えば今無き青い星って書籍化されたんだよ。ほら、私買ったんだ!」

「呑気で良いな……」





現在、今無き青い星は、サーバーのトラブルによりメンテナンス中。



「でも、書籍化って……ストーリーなんてあったっけ?」

「一応、あるみたいだよ。主人公とかもいるし」









姫哭は疾風と連絡する。


「アタイ達は問題無い。そっちは?」

「こちらも問題無し。でも何も恨みが無いのに良く警察を憎めるわね.....」


「まあ、アタイは誰かの思いを乗せて行動するだけやからな」

「....?」









疾風は狩峰とは、一緒にいなかった。





疾風は一人で拠点を出て、外を見る。


「お師匠様は何処へ行ったんや……」




すると、疾風の後ろから矢城が現れる。


矢城は剣を持ち疾風の首を狙う。

疾風は透明化して、ガトリングで矢城を撃つ。


「か弱い少女には武器では無く花を持つべきだと思うんだよ」




矢城は存在を消し、見えないガトリング攻撃を対処する。



誰もいない空間で、音だけが響く。




疾風は若干、目が疲れる。

「瞼も透明になるのは厄介やな……。目が閉じられないわ……」



矢城は遠くに姿を現す。


「ほら、僕を殺さないと陸田組と直接関わりのあった警察側の犯人が分からないよ?」



疾風は姫哭に連絡をする。






姫哭と扠武澤は影の中を移動し矢城の元へ行く。


矢城は存在を消しながら逃げる。





矢城は悪魔と香川を見る。



「やあ、君達。女の子の取り合いで随分と大喧嘩だね。君らしくないな〜。安藤君。いや、私と同類で大嫌いな悪魔くんか」



「……!」



安藤は気絶する。


「憑依していた悪魔の存在を消してあげたよ。君達は早く逃げたまえよ」


香川は腹を抱えながら恋色羽を連れていく。




「安藤君、起きたまえ〜!私の敵がやってくるよ〜」




「ん?何すか?」



「矢城.....あいつの居場所を教えろ」


「……へぇ……正体を知っているのか」





疾風が能力を解除して現れる。


矢城にガトリングを向ける。





「.....人生で二度、見た事があったんだ」

「僕は一度も見た事無いと言うか……記憶を改ざんされていてね。君は死神の対象外だったと言う訳かな?」


疾風は姫哭に質問する。


「……アンタの両親を殺し、覚せい剤の横流しを隠蔽した警察は誰や?」




「川宮 真人。暗殺部隊に属していながら現在、行方不明。いや、記憶改ざんにより人に忘れ去られた男」




矢城は安藤を見る。


「君、答えを教えたね?」


「金って最高ッスよね」




扠武澤は安藤を見る。



「まさか矢城と関係があったとはな」


「いや〜同じ影の能力を持つ姫哭さんに会って見たかったッスよ!」