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複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.658 )
- 日時: 2016/06/01 19:12
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
疾風はその場を立ち去る。
次に向かったのは、見境の所。
見境はいなかった。
「……いないんか」
一之瀬も五十嵐 蒼もいなかった。
「どうしたんやろな〜」
疾風は大量の物資を持ち、立ち入り禁止区域に透明化して入る。
「こんな感じになっとるんやな〜。世紀末やん」
荒廃し、混沌と呼べる世界の中心にはロンギヌスとアンノウンがいた。
疾風の目の前に一人の男性がいた。
「やあ、機士だね?君は」
疾風は動かない。
「僕の名前はアンノウン。いや、たった今から魔王と名乗ろうかな」
「……」
「黙るなら別に構わないよ。僕は一人で話すとしよう」
「僕は警察の暗殺部隊のリーダーだ。僕はずっと沈黙の村人。其処ら辺にいた、ただの一般人。だけど、今、この世界は変化を求めているんだ。ならば、僕の思い通りになった方が面白いと思わない?」
「僕は、この世界の全てをノンフィクションにする。暗殺部隊 アンノウンと共に」
「……?」
「ふふっ……意味が分からないよね?でも、直ぐに分かるよ。だって、この世界を創ったのは僕なんだから」
「僕は村人でも勇者でも魔王でもアンノウンでも無い。
僕はある者だ」
ある者は話す。
「全ての望む物を実体化させるなんて、実に楽しいだろ?駄目だったら、捨てれば良いんだから、こんな世界」
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