複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.668 )
- 日時: 2016/06/04 13:57
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
砂金と京咲は、話をする。
「……君の見た夢について、聞きたいんだ」
「にゅ〜!」
京咲は自身を水にして遊ぶ。
「……京咲ちゃん?」
「何か、頂戴にゅ!そしたら、話すにゅ!」
「……何が欲しいんだ?」
「……明日の名者と言うアニメのコスプレがしたいにゅ!」
「ああ、朝にやってる変身魔法少女の……」
「前の番組にゅ!」
「分かりずらいパロディだな……。別に知らなくても良いけどさ。それで、主人公の服装を買えばいいんだな」
「にゅ!」
「それじゃ、買って来る……。その代わり、必ず夢の事を聞かせてもらうよ」
「にゅにゅ!」
砂金は暫くして、衣装を持って来る。
「これで良いか?」
「本当に持って来るにゃか?」
「ああ……持ってきたよ。それで、夢の続きを話してくれないか?」
「にゅ〜。忘れたにゅ!」
「……」
「寝れば、また夢に出てくるからその時まで待って欲しいにゅ!」
「そうか……それじゃ、ご飯を食って眠いだろう。自分の部屋で寝たらいいんじゃないか?俺は別の所に行くから」
「分かったにゅ!」
砂金は孤児院を出る。
「霊犀は……何処にいるんだ?」
砂金は霊犀に電話するが繋がらない。
「……折角、良い情報を聞き出せたんだけどな……」
すると、砂金の目の前に機械仕掛けの神が現れる。
神は砂金を見ず、自分の会社の方へ歩く。
砂金は神を見る。
「……貴方には大量の霊が住みついていますよ。それに、機械まみれの身体は超能力ですか?」
神は無視する。
「後は、タバコの吸い過ぎには注意した方が良い」
神は振り向くが、砂金はいなかった。
京咲は、お葬式の後片付けを手伝っていた。
薬師寺百々子と言う孤児院にいた少女が自殺し、少し前に葬式を行っていた。
京咲は薬師寺が良く弾いていたピアノに向かう。
「……にゅ〜。もう、百々子ちゃんの演奏が聞けないにゅ!」
京咲は機械まみれの神を見る。
途端に、夢を思い出す。
大量の狐達が、何も空間を切り裂いていく。
「止めろ!お前には妻も娘もいるんだぞ……!これ以上、何を望むんだ?」
夢か現か幻か。京咲は六歳ながらに、末恐ろしい何かを見る。
そして、京咲はそのまま倒れ、眠りに付く。