複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.678 )
日時: 2016/06/06 18:20
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

そして、霊犀と羽柴が水芭蕉を見つける。

「あっ!いた!」


「……霊犀!足が速い……!」



水芭蕉は慌てながら、メモ帳に書く。


《姉ェが連れ去られた》


「.....何処に?!」


《分からない》


「……え〜と、誰に?」


水芭蕉は分からないと書かれた紙を再度見せる。


「……今度は石が誘拐かよ……。どんだけ、この地域は治安が悪いんだ!」





水芭蕉は泣き始める。

「絶望なんか私が打ち砕いてあげる!だから、今は思いっきり泣いて!そして、石の為に笑顔で迎えるのよ!」








そして、星宮と朽葉、姫哭が霊犀からの連絡で霊犀の元へ行こうとしていた。




すると、一人の男が一人の男女を殴っていた。



「……このナイフの強度は変化し……ダイヤモンドになれるのさ」


一人の男は男の目にナイフを突き刺す。


姫哭は手裏剣の形を影から剣で切り取り、影の状態で男に向かう。



すると、手裏剣が空中にも現れる。



「影あれば、そこに現あり....」



一人の男は体を鋼鉄に変え、手裏剣を取る。足の裏には手裏剣が刺さる。



「……チッ……痛ぇよ……」


星宮は髪の毛を使い、男女を救う。


「……僕が他人を救うとはね。霊犀のせいで、甘ちゃんになった気がするよ」


「悪い気が無ければ……良いと思うよ?」






一人の男の名前は斑。


「折角……遊ぼうと思ったんだけどな。まあ、新しい玩具見つけたから……いっか」



斑は、腕を鋼鉄化させる。



姫哭は、二丁の拳銃を構える。

星宮は、髪の毛を移動させ、斑に巻きつく。



朽葉は後方で応援。



「……あらら、男は逃げたか。折角、目の前で大事な彼女達を……食べたかったのに」



姫哭はH&K USPとH&K P2000と言う拳銃を撃ち、斑に攻撃するが、体が鋼鉄に成っている為、あまり効いていない。



さらに、斑の身体がどんどん、熱くなっている。



そして、星宮の髪の毛が焼ける。


星宮は直ぐに髪の毛を元に戻し、髪の毛を消火する。




斑から湯気が出ていた。


「俺の身体はサイボーグになっているんだ……。温める装置が俺には搭載されていてな。……これで、体の一部を溶ける事に成功したんだ」







斑は鋼鉄の右腕を急速に溶かし始める。



「温度調節も、考えるだけで済む。そして、自前のハンマーで叩く」








金属音が響く。



星宮と姫哭と朽葉は今の内に、男女を連れて逃げる。




「……すると、あっという間に……腕を剣に出来るんだ。ただ、全く持って強度や切れ味は保障出来ないけどね。まあ、熱と電気でカバー出来るけど」





斑の腕に電気が流れる。




「……さて、遊ぶか?世界の行方を考えていたら、どうも、体を動かしたくなるんでね」