複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.679 )
日時: 2016/06/06 19:48
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

斑は追いかける。


星宮と姫哭と朽葉は、男女を連れて行く。

「……救急に連絡しても、貧民層街だからって断られた……何だよ!」

「普通の街に向かうしかない.....」


斑は走り、星宮と姫哭等の所へ行く。


「朽葉、男女を連れて逃げるんだ」


朽葉は逃げる。




姫哭と星宮は斑に向かう。



「……二人の美少女が相手か。……お前等の断末魔聞かせて貰うぞ」


「僕は男だ!そう言う趣味は無い!」


「……俺は失った者を見る顔を見たいだけだ。その点に関しては、男も女も関係無い。世界の行方が決まる前に、思う存分遊んでやる!」



「....お前を相手にしているほど、暇じゃない」




斑の後ろに、扠武澤が銃を向ける。


「そう言う事だ。バイセクシャル」

「いいや、アブノーマルと呼んでくれ。女も好きだからな」




斑は腕の剣を扠武澤に向けて刺そうとする。


すると、扠武澤は影の中に入り、影で斑を固定する。



星宮の影に扠武澤が現れる。


「……援護頼むぞ、星宮」

「僕は一人でもあんな奴倒せるよ」



星宮は髪の毛を鞭に変え、斑に攻撃する。



斑は固定されていない腕の剣で、髪の毛を斬る。


「長い髪の毛は、女と間違ってしまう。君はショートにすべきだ」


星宮の髪は、再び伸びる。


「その能力では僕の能力を攻略する事は不可能だよ」


髪の毛は幾つもの拳に変え、高速で殴る。




「体の硬度が上がっても、決して痛みを感じない訳では無い。逆に僕の髪には感覚はあるけど、痛みは無い。僕は君の能力を完全に攻略したよ。君は僕の能力に敗れるんだ」



姫哭は、影を使い、斑の腕を拘束する。



「……姫哭。俺は何をすればいいんだ」


「傍にいれば良い。.....安心するから」


「……俺も役に立ちたいんだが」

「なら、霊犀達に連絡を」


「ああ……」




扠武澤はがっかりしながら、電話する。








そして、霊犀と尾瀬ヶ原と羽柴が現れる。




斑は霊犀達を見る。



「役者は揃ったか……」









突如、星宮の後ろに女性が宙に浮く。



霊犀は驚く。


「お母さん.....!?」




死んでいた霊犀の母が星宮の後ろにいた。





斑は姿を消す。




星宮は、吹き飛ばされ、霊犀の近くに倒れる。




「……百目鬼の屋敷で、石楠花ちゃんと待っています。来なかった場合は、彼女は死にます」


「.....何、言っているの?お母さん?」


「あら、それとも、奴隷にさせましょうか?彼女、美人系だから、モテるわよ」



「....お母さん?」






霊犀の母は消える。














羽柴は驚く。


「……もしかして、幽霊?」



星宮は立ち上がりながら話す。


「陰陽師が幽霊って……」



尾瀬ヶ原はメモ帳に書く。

《姉ェはぼくが守れなかったから殺されるの?》


尾瀬ヶ原は泣きそうな顔になる。



羽柴は尾瀬ヶ原を励ます。


「もう、15歳なんだから、頑張れ!自分を信じろ!」