複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.690 )
- 日時: 2016/06/09 17:07
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
そして、暴走している狩峰は龍と共に、世界を崩壊していた。
カイは、連絡する。
「深瀬君、霧ノ宮さんを八高さんと合流させてから、来てもらえないか?」
「はい……分かりました」
一方、霧ノ宮は。
霧ノ宮は妖精のお母さんと人間のお父さん、そして夜城と夜城の家族と、一つの部屋の中で、楽しく話し合いをしていた。
深瀬と呼ばれた人物は、霧ノ宮を見る。
「……」
深瀬の隣には、薬師寺百々子がいた。
「……あの人もこの世界に捕らわれたの?」
「美化された過去に捕らわれ、未来から目を背けてしまったんだ」
「それはいけない事なの?」
「明日を捨てた者に、終わりなんて訪れない」
「終わらなくても良いじゃない!」
「終わらないといけないんだ。そうでないと、この呪いも解けない」
「……」
深瀬と薬師寺は部屋の中に入る。
霧ノ宮は驚く。
「我に何の用だ!」
「分かっているだろう。この呪いの正体を。ゼロ・エデンで斬ればこの世界から脱出し、夜城にも会える」
「……しかし、我はやっと幸せを」
「これを呪いに魅せられたこの世界を幸せと呼べるのか?」
「幸せだ!我はもう、過去しか見ない!」
「君の能力は過去を見せる事が出来るんだよね?」
「……」
「ならば、分かっているはずだ。彼等はただのプログラム。……過去も未来も無い無意味な存在だ」
「……それでも家族だ」
「本当の家族はこれを見てどう思うんだ?」
すると、部屋の扉が開かれ、夜城と星空、大山とメリクルベルが現れる。
「……零奈さん!本物だ〜!」
星空は深瀬に話しかける。
「……後は、狩峰さんと八高さんだけです」
「呪いの元凶の場所は分かっている。……もうすぐでこの世界を破壊出来る」
霧ノ宮は夜城に触れる。
「……我は間違っていたようだな」
「もう、呪いなんかに騙されちゃ駄目だよ!」
大山は、若干イライラする。
「こんなに素晴らしい世界を何故侮辱出来るんだ……。我々は今、電子生命体として生命を維持出来ているんだぞ」
霧ノ宮はゼロ・エデンで世界を斬る。