複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.694 )
- 日時: 2016/06/10 15:08
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
八高は、夜城に指示を出す。
「ミステリアス・ホークで、彼女と龍の動きを止めてくれ」
「わ、分かったよ!ミステリアス・ホーク発動!停止弾発動!」
夜城はミステリアス・ホークを発動する。
狩峰は避けようとするが、龍をコントロール出来ず停止弾に当たる。
狩峰は龍と共に宙に浮いた状態で止まる。
ホログラムの翼で攻撃しようと狩峰はするが、動けない。
「……停止効果は、数分で解除されちゃうよ〜!どうするの?」
「八高を信じるしかない」
八高は、脅威の身体能力で狩峰の所へ行く。
「……鈴!暴走を止めるんだ」
狩峰は八高を睨み言葉ともいえない言語を叫ぶ。
「暴走は基本的には起こらないが、彼女は別だ。……最近は安定していたんだがな……」
八高は冷静に狩峰を見る。
「何も信じないー!何も見たくなーい!」
狩峰は少しずつ、体が動くようになる。
「……」
「わーん!何でー!ここにいたいのー!マスター止めてー!」
狩峰は、幻覚を見る。
狩峰のホログラムの翼が動き始める。
「鈴、おれ達だって一度は過ちを犯す。……それを乗り越えて、おれ達は未来に進めるんだ。
乗り越えないでいつまでも、美化された過去に捕らわれないでくれ」
「説教なんて聞きたく無いー!」
「もう一度、未来を、おれ達を信じろ!」
「……私が欲しい未来はこんな汚い未来じゃないー!
私がリーダーで、皆に慕われて、皆がー……私を必要としている。
そんな未来が欲しいだけー!!!」
龍は動き出す。
「こんなクソったれの未来に何を信じれば良いのー!」
「おれを信じるんだ、鈴。誰が何と言おうとおれは……」
狩峰は動く。
狩峰は八高を殴ろうとする。
八高は避けるが、狩峰はホログラムの翼で八高の身体を貫く。
「好きだったよー……義弓ー」
八高はその場から落ちる。
そして、狩峰も龍も暴走する。
「信じれば叶えられるんだ……!鈴!」
龍は、地面に頭をぶつけ始め、地面から大きな亀裂が入る。
龍に載っていた狩峰は我を忘れ、叫び続ける。
「このままだと……!」
すると、夜城がミステリアス・ホークを発動する。
「ミステリアス・ホーク発動!睡眠弾(スリプト)発射!」
龍と狩峰は寝る。そして、龍は姿を消す。
八高は狩峰に寄る。
「……鈴」
すると、地面から亀裂が大量に入る。
カイは叫ぶ。
「このドアの中に入れ!」
全員、ドアの中に入る。
寝ている狩峰は八高が抱えていた。
「……この呪いのラスボスだ」
ドアの先にあったのは、白いベンチと白い鐘と白い花畑と、崖だった。
そこに、人間が現れる。
深瀬はその人間に指を刺す。
「……奴が、進堂ですか」
進堂と呼ばれた人間は、呟く。
「……何故、邪魔をする!俺の計画が達成されれば、全ては元通りになるんだ!」
「管理社会に何を求める……進堂」
「俺は、この世界をただ、救いたかっただけだ。お前からな。甲斐」
カイは、動揺する。