複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.705 )
- 日時: 2016/06/13 14:38
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
霜月と河上は刀で交戦する。
すると、ある人物が拳銃を持ち河上に向ける。
「……霜月一族を滅する奴は殺すべきだね」
そう言って宇寺田は、河上を撃つ。
河上は銃弾を斬る。
「....暗殺部隊か?」
霜月は刀身を伸ばし、河上の肩を貫く。
「.....!?」
「違うよ!霜月一族の血が流れている生き残りだ」
河上は、刀が刺されたまま、霜月に向かう。
河上は、刀からエネルギーを出す。
「閃光刃・百花繚乱」
霜月は、刀から離れるが、アキレス腱にエネルギーが刺さり、動けない。
「命に等しい刀を捨てる等実に忍者らしい」
「……忍者は逃げる為に戦うからね。当然だよ」
宇寺田は叫ぶ。
「動くな!毬ちゃんは……私の大切な親友だ」
宇寺田は泣き始める。
「ハズミには手を出すな……!」
「....」
河上は、座り込む。
「霜月よ、正義とは何だ。.....俺はお前を殺す事、立花を助ける事が正義だと考えていた。しかし、お前の為に涙を流してくれる少女がいる。その少女からの世界は俺の事は必ず、正義とは答えてはくれない。どうすればいいんだ」
「……敵にそんな事聞く?」
「俺は分からなくなっているんだ。正義とは何か。悪とは何か」
「正義はただの同じエゴイズム。欲望を満たす為の理由に過ぎないよ。
決定的に違うのは、善と悪。それは相反する。正義とは、それぞれの考えだよ。」
「.....?」
「悪も自分が正しいと思っているから実行している。それは一つの正義。
善も自分が正しいと思っているから実行している。それも一つの正義」
「....それじゃどうすれば良いんだ!殺人が正義と言っているようなモノでは無いか」
「……何処かで聞いた言葉を言うね。
『だから法律がある』」
「そうか....しかし、その法律も間違っている事がある」
「そうだね。人間が創るもんなんて、それくらいだよ」
河上は立花の方へ向かう。
「.....俺が此処に来たのは立花を救う為だ」
河上は立ち去る。
宇寺田は霜月の元へ行く。
「ハズミ。学校は……?」
「……私はもう大切な人を失いたく無い」