複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.708 )
日時: 2016/06/13 16:11
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

宇寺田は霜月の傷を手当する。

「……何で、皆こんなに戦っているの?」

宇寺田は、周りを見る。

周りには、恐ろしい程の死体が転がっていた。


「ははっ……それが正しいと思っているからよ。本当、普通の人生を歩みたかったよ。ハズミと……」




そして、霜月の元にエマが現れる。


「....ボスは見逃しても私は絶対に殺す!」

「……止めて!」








一方、河上は立花を追いかけていたが、何処へ向かったのか分からなくなっていた。



「....肩の傷が痛む」





河上は、ある人物を見る。




「ええ、問題はありませんよ。エリアスさん。現在の状況は、ドライアドが警察の補給部隊を撲滅し、ロンギヌスを援護。ロンギヌス自体は気付いていますが、アンノウンの殲滅に向けている模様。とはいえ、戦場がコンビニ等がある都市です。やはり、戦争の長期化は避けられません」




河上は立花を探す事を優先し、ある人物を素通りしようとする。



ある人物は電話を切る。



「刀使いですか。私も、剣の使い手でしてね」


「....すまないが構っている暇は無い」


「此処は戦場。素通りで生きていられる程、甘くありません」



ある人物は、剣を抜く。


「……死人は役に立たぬ。ただ、死体は役に立つ。特に、脳は……。一戦交えましょう。この体、無事にコントロール出来るか心配ですので」



「誰だ.....」





「生物兵器トルベルアです」


「化け物か....警察が非合法な実験を行って成功した為にロンギヌス対策として開放されたモンスターか?」



「死人は役に立たぬ。しかし、死体は役に立つ。私のように、ゾンビウイルスを定期的に打ち込めば、どうにかなるんですから」



「ゾンビウイルス.....?」


「偶然、ある女性から検出されたんですよ。と言うのも、その女性の能力が、自分の身体からウイルスを発生させられると言う能力だったんです。そのウイルスが……」



「そんな昔話はどうでも良い。俺は負傷して戦えない。さらに、ある女性を探しているんだ。今は見逃してくれ」



「戦場で見逃す事なんてある訳無いじゃないですか。地位も名誉も女も金も友も……自分も失った私は、もはや無敵です」






トルベルアは、剣を抜く。


「……お手並み拝見」