複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.720 )
- 日時: 2016/06/15 18:45
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
初凪は、五代に連絡をする。
「もう、頼れるのは貴方だけ……」
しかし、彼女からの連絡は来なかった。
初凪は、改心した母親と仲良く裕福に暮らし、富裕層街で幸せになっていて、もう、自分の事を忘れていると考えた。
決してそんなはずは無いのだが。
初凪は、学校に通う。特に、イジメは無いが誰も奈良崎等の友人も彼女に話しかけようとは思わなかった。
初凪は少しだけ考える。
「……これが大人になると言う事なのかな?」
初凪は一人ぼっちだった。
「まだ、友人や家族がいただけ良かったよ。見てくれなくても、いてくれただけでも良かった……。
今は誰もゆずを自慢しないし、誰も必要としていない……」
初凪の両親が亡くなった事は大きなニュースとなった。
初凪は、屋上に行き服部と五代を思い出す。
「……遠くからだと見えないよ。何も」
初凪は、放課後、よく遊んでいた廃校に行く。
「門限は無いから、ずっといられるよ……ずっと」
すると、一人の少女が女子トイレに現れる。
「……誰?」
「ちょっと!アンタ!……賢治の友達でしょ?」
「賢治って……服部?」
「それ以外に誰がいるのよ!」
「……まあそうだけど……」
「それで……賢治は病気なの?最近、此処に来ないのよ……前まで、色んな事をして私を楽しませていたのに」
「服部は……転校したの。場所は分からないけど」
「はああ?それじゃ報告くらいしろよ!私、直ぐに賢治の所に行くのに〜!」
「……?」
少女は、鏡の中に入る。
「超能力者ですか?」
「そうよ?私の名前は花子。ほら、賢治に遭いたいなら来なさい。……ほら、早く!」
少女と初凪は、鏡の中に入る。
「さて、ルメールの捜索は一時中断して……賢治を探そう!」
鏡の中には、着物を着た女性と小さな少女がいた。
着物の女性は自己紹介する。
「あっ……新入りですかね?私、雪女でーす!」
小さな少女は自己紹介する。
「私はメリーさん。最近、電話より、無料通話アプリをしているわ」
初凪は、若干驚く。
「……未確認生命体?」
暗殺部隊ドライアドは、アンノウンの妨害と共に、ボスの命令で、ルメールと言う女性を探していた。