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後一条はゲームをする。

「お前、いつまでゲームしているんだ？」

「練羽は2次元に堕ちた。ゲーム無くして現実になんて居られない」

「……」


モルドは、金属製の伸び縮み棒を所持する。


「後一条さん。人は殺しちゃ駄目ですよ？……月丘さんや他の人達が人を殺そうが」

「ルールは破る為にあるのよ。練羽を苛めた人達から、たっぷり教えてもらったからね」

「……ゲームも止めた方が良いですよ。健康を害します」

「labyrinth。人生に迷った者達が、健康を気にする意味が分からないよ」





後一条は、今無き青い星と言うゲームで遊んでいた。

ユーザー名は、後一条天皇。


labyrinthと言うギルドに入っており、マスターである。



ギルドは何人でも加入可能になっている。(前までは制限があった)


ただし、必ずソーサラー、テクニシャン、ナイトと、三人一組に分けないといけない。

余りや不足しているプレイヤーは、三人一組に合わせて、ゲームオリジナルキャラクターが補う。ギルドマスターに合わせたレベルになっているので、非常に使い勝手が良い。




ちなみに、ギルドに所属出来るのは一つだけ。


月丘は姿無き虎と言うギルドに所属しているマスター。ランキング上位ギルド。理由はずっと入院中にゲームをしているから。


ペッグはReincarnation(転生)と言うギルドに所属しているマスター。八高 義弓も入っている。

狩峰 鈴も入っていたが、ゲームを禁止されている為現在は脱退。

labyrinthと言うギルドには、姫哭 闇莉も入っている。


霧ノ宮・クルーネル・零奈と夜城 鷹臣は、大山教授と共にギルドを立ちあげている。資料提供者なので、ランキングには参加できない。

霧ノ宮と後一条は同じ大学に通っているが、接点は少ない。



白咲と白夜もゲームをしているが無所属。ソロプレイヤーで、頑張っている。




ちなみに、現在バグはほとんどない。一人の深瀬と言う、どうでも良いモブキャラがいないくらいである。





姿無き虎は、立ち入り禁止区域に進行。アポロンとブロッサムは、無闇と犬山を護衛にして、進行。中立的立場で負傷者の治療を行う。(奏雲と照山も同行)

後一条は月丘に話す。

「ロンギヌスと言う組織は彼が造った組織だ。余計な手出しは無用よ。ドライアドも、現時点では味方。しかし、思想が異なるから警戒を怠らない方が良いね……」

「とにかく、アンノウンと警察の特殊部隊を狙って攻撃すれば良いんだな？もし、俺が調子が悪くなっても、放っておいてくれ。戦争に慈悲はいらない」

「本当に人を殺すのか？」

「当たり前だ。これは、革命だ」


「結構自分の事を棚に上げるんだね、幻虎さんって。別にクズなら殺して良いって訳じゃないでしょ」


「……ちょ、ちょっと、調子が」






そして、大神とＨＮＲΩ、腕を失ってサイボーグ手術をされている白咲と白夜は、フローラを見る。


「……どうした？」

「ファントム、フローラ、柴田。これだけのメンバーを見ると、世界の狭さを感じるね」

「……とにかく、この装置を起動するぞ」

ＨＮＲΩは、大神を抑える。


「面倒だが、少し待て。世界滅亡のマーチは、まだ止んでいないのだからな」


「つまり、またROUTE分岐が発生するのか？」


「大丈夫だ。全部、ハッピーエンドだからな」